そして、涙を落とし、咽せこんだ。

ネタバレビューです。

読んでないヒトは戻って読みましょう。

作品自体はとてもシンプルでありがちなBLなのですが、そこに禁煙というモチーフを登場させた作者の巧みさ、刺さりました。

しいて言えば、どれほどの煙草に対する依存があったのかの細部の描写があればもっとぐっときたかもしれない。
吸ってる銘柄や喫煙本数などがさらっと描写されていたり、禁煙のしんどさなどが描かれていればなお!と感じました。
しかし、文字数とテーマの兼ね合いでその描写を最小限に抑えるのは致し方なしなのかなとは思いました。
それが故に喫煙と禁煙を経験していればこそ刺さる作品かと思います。