環境がヒトを創る

主催者一田さんの作品。
さすがですね、のひとことで済ませたいところですが
特徴はなんといってもこの小説に於ける登場人物の狂ったニンゲンたちはその狂人さ加減に疑問など持っていない狂乱さ
例外は主人公かもしれない
狂気に半ば気づきながら、生育環境等、世界の在り方が形作った狂気
おぞましくも読者である私自身がこの世界に存すれば
私自身も狂人に育つことが間違いないと思わせられた恐ろしい小説でした