2人のスキルが相性よすぎる……!?2人のスキルで冒険者トップ目指してみた
ラスク°
第1話 私達の固有スキル
この世界には固有スキルというものがある。日常生活に使えるもの、魔物と戦うのに使えるもの、といろいろある。スキルは10歳になるとスキルボードで調べられる。
----------そしてここにもまた新しくスキルを与えられる人がいた-----------
私は朱音!私達は両親を小さい頃に無くしてしまって2人で頑張って暮らしている。そして今日でやっと10歳になる。そして瓜二つの顔をしてるこの子は天音!ちょっと大人しいけど一生懸命で努力家。天音と私は心が繋がりあってるくらい仲がいいんだ。そして、私達は双子だ。
「天音!今日はスキルを調べられる日だよ!!早くスキルを調べに行こうよ!」
朱音は元気な声で言った。
「朱音少しうるさいよ。もう少し落ち着こうよ。私も早く行きたいから今からいこうよ。」
と天音は言う。
「そうだね!」
私と天音はスキルボードを貰いに教会まで向かう。すると朱音が
「どんなスキルが貰えるのかな。冒険に使えるスキルがいいなー。天音と一緒に冒険者になりたい!」
私がそんな事を言うと天音は
「私も朱音と一緒に冒険者になりたいな。」
と言った。そんなことを話していると教会に着いた。
「神官さん!私達10歳になりました!スキルボードをください!!」
と言うと神官がスキルボードを奥から取り出してきて手にそっと置いた。
「これは1人1つまでしか与えられないものです。絶対に壊さないようにしてくださいね。そしてこのスキルボードに手をかざすとスキルをしらべられます。」
神官がそう言うと
「わかりました!ありがとうございます!」
と私は言って足早に2人は家へ帰った。家へ帰ると早速朱音がスキルボードに手をかざした。
「私のスキルは……剣に愛されし者?えっ!これって剣のスキルのなかでも最強のスキルじゃない!?あとパートナーとなる剣を決めると私のステータスがアップするって書いてある!天音も早くやってみてよ!!」
と言われたから天音もスキルボードに手をかざした。
「えっと…私のスキルは付与術の天才?これって付与魔術師の中でも10年に1人しか貰えないスキルじゃない!?えっと詳細は自分にも付与ができる。あと人数が少ないほど付与術の効果は大きいみたい。」
天音はこれを見て朱音に言う。少し興奮を隠しきれていないようだ。
「これって朱音のスキルと相性抜群じゃない!?一緒に目指そうよ!冒険者のトップ!」
「天音となら絶対冒険者のトップとれるんじゃない!?これからパーティとしてよろしくね!そうと決まれば善は急げだよ!早く冒険者ギルドに行こ!天音!」
と天音の手を引き、私達は冒険者ギルドへと向かった。
2人のスキルが相性よすぎる……!?2人のスキルで冒険者トップ目指してみた ラスク° @ikuragohan
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