推しの逆境を知ったちょっとうっかり精霊使いのリディアと、彼女が片想いしているぶっきらぼうで不器用なバルザの恋愛?冒険ファンタジー。
ちょっと違うのは、バルザが女嫌いと勘違いしたリディアが呪いをかけてもらって男になり彼を助けようとするところ。
おい、それじゃあバルザの可愛いお嫁さんになれないよ!
呪いを解いて女の子に戻るには、バルザを月間ナンバーワン冒険者にしなくてはなりません。目標高すぎでしょ!
リディアはイケメン精霊使いのリドとして、バルザと冒険ギルドを作ってアイフォ片手にポイント稼ぎに出発します。
バルザの一挙一動に悶えるリディアがとっても可愛いです。
バトルシーンもしっかり二人の魅力が出ています。
男にならなくてもリディアしっかり一緒に戦えたんじゃない?
リディアは自分で変にややこしくしちゃったのね………
リディアはバルザをナンバーワンにして、無事に女の子に戻れるのか。
実は女嫌いではないバルザは、仲間(男)だったリディアが女の子だったと知ってどうするのか。
色々気になってしまいます。
改稿中という事で、現在第三章第20話までの感想です。
二人がどうなってゆくのか、とっても楽しみな物語です!
1話は「バルザ」という乱暴者な男主人公の目線で描かれていて、ギルド追放を言い渡されます。
なるほど、追放→ざまぁ展開の主人公最強モノになっていくのか…と思いきや、キザっぽいイケメンの「リド」という男性キャラが出てきて波乱の予感。
と思ったら、2話で「リディア」という女主人公の視点に変わって、バルザをベタ褒め。
あ、主人公にデレデレの女性キャラが出てきて恋愛展開か…と思ったら、それも違う。
4話でいいこと思いついたリディア、バルザを助けるために魔法使いに頼んで男にしてもらうという、予測不可能展開。
序盤にいい意味で何度も裏切られて引き込まれました。
冒険シーンもしっかり描かれているし、仲間が増えても各キャラの個性が立っていて面白い!
最初に追放があるけど、単純な「ざまぁ」や「主人公最強」ではないところも、ひねりがあっていいと思います。
途中ケンカ別れしそうになったりハラハラするところもありますが、ちゃんとハッピーエンドになってよかった〜。
最後まで楽しく読めました。