心の真ん中のどす黒いなにか

大人になると、簡単には名前が付けられない複雑なものが体の中心に溜まっていくことがある。
恋とか、愛とか、情とかわかりやすく分別できないもの。
このお話はきっと、
「すごくよくわかる」
「なに言ってるかわかんない」
で、感想真っ二つになるんじゃなかろうか?
人間の深い、黒い場所を垣間見てしまったような背徳感と罪悪感。
主人公に対して「幸せであれ」と願う気持ち。
久しぶりに、ずしんと重たい、読みごたえありの西しまこワールドに酔いしれました。

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