とある地方都市。ここでは最近バケモノが現れ、人々を襲うという事件が発生していた。
31歳の会社員、円城誠も、ある日バケモノに遭遇して死にそうな目に遭いますが、助けてくれたのは可愛い魔法少女でした。
バケモノと戦う魔法少女。格好いいじゃないですか。
しかし円城さん、魔法少女の正体を確かめたいと思ってしまった事で、運命が変わってしまいます。
助けてくれた魔法少女を追いかけて、正体を見たところまでは良かったのですが、変身を解いたその姿は中年のおじさんでした。
魔法少女の正体がおじさん。まずこの設定だけで笑えます。
そして、正体がバレたと知った魔法少女のおっさんは、円城さんを魔法少女の仲間になれと引き込むのです。
って、おじさん魔法少女が、また一人誕生するってことですか!?
というわけで、おじさんでありながら魔法少女をする事になった円城さん。
あの時正体を確かめようとしなければ、こうはならなかったのに。
しかし、街の平和を守るため、彼らは今日も戦います!
笑いあり、時々シリアスありの、おじさんによる魔法少女物語です!
魔法少女おじさん(仮)
もうね、一番大事なことはわざわざレビューなんて書かなくても、このタイトルに書いてあるのです。
おじさんが魔法少女やる話。それさえわかれば、本作の紹介としては十分でしょう。
とはいえそれでは手抜きレビューになってしまうのでもうちょっとだけ説明しておきますと、魔法少女の活躍する街にで暮らす一人のおじさん、円城誠は、偶然魔法少女の正体を目撃。
魔法少女の変身が解けた時、そこにいたのは一人のおじさんでした。さらに彼は、円城さんも魔法少女になるように言ってきたのです。
変身ヒーローの正体がバレてはいけないのはお約束ですが、可愛い魔法少女が実はおじさんだったなんて、絶対に知られてはいけません。
みんなの夢を壊さないためにも、変身した時はちゃんと少女でいなければ。
もちろんその一方で、ちゃんと街の平和も守らなくてはいけません。
夢も平和も、どちらもしっかり守りましょう。
異世界ファンタジーですが、全くこの世と繋がりがない訳ではないとの印象です。
舞鷹市で起きた不思議なできごとが発端です。
バケモノ、後に名を付けられますが、その退治をする魔法少女が幾名かいます。
作者様の猫ちゃん風アイコンをお見掛けいたしましたので、猫ちゃん好きと思います。
ミーコと呼ばれる猫風の妖精さんは、懐かしくも幼い頃リアルおうちにいた猫ちゃんと同じ名前なんです。
残念なことがあり、いなくなってしまったときは、おまわりさんの所へ行こうと母を困らせたものでした。
さて、本作、皆様がご想像するなきべそかいたりきゃぴっとするけど強いんだよの魔法少女と異なって、中身がおじさんな所がキモです。
私の好きなアニメーション番組や漫画で使い尽くされたネタとは異なる期待をしております。
おじさんの夢をかなえる作品となりそうです。
是非、ご一読ください。