公爵令嬢アイリーン 〜１度殺された妃は、それでも愛する人のために過去を変える〜

etc.04 登場人物

⌘ アイリーン

白銀の髪に薄紫色の瞳をした病弱な少女。公爵家の一人娘。体は弱いが、それゆえ独特の死生観をもち、芯があって精神は強い。

寝たきりの間の唯一の趣味・読書と勉学により知識を身につけてきたので、ある特定の分野においてはこの時代に有数の知識をもっている。

彼女の死生観とともに

「いつも死はわたしのすぐ近くにあった。幼い頃は、なにも残せず無意味に生きながらえている恐怖に震えていた。そんな人生に意味はあるのかと。でも、エドワードに会ってわたしは救われた」

という思いを抱えている。

普通の子どもらしい日常も、貴族令嬢としての誇りももてず、一人きりの空虚さを抱えて幼少期を送っていたが、王子と知らず出会った少年エドワードとの交流が生きる希望になった。髪と瞳の色以外は、祖母・エリザベスに似ている。時を超えて２度目の人生を過ごすことになりーー？

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⌘ エドワード２世・インヴァネス

アイリーンより２つ３つ年上の少年。黒髪でほとんど黒く見える濃紫の瞳をしている。

無表情だと冷たく見えるほど整った顔。

剣術も嫌いではないが、どちらかというと研究者気質。

為政者として先見の明がある。右利き。

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⌘ウィリアム・インヴァネス

エドワードの弟。愛称・ウィル。

ふわふわした金髪に、青に近い紫の瞳。

１度目の人生では幼くして亡くなってしまったが、時を遡ったアイリーンによって救われる。

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⌘ エドワード１世・インヴァネス

エドワードの祖父。鮮やかな紫の瞳。

白髪で髭を蓄えている老人。長身で威圧感がある。

通常「灼熱の太陽王」。

左利き。

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⌘アイリーンの父

銀髪に茶色い瞳の紳士。外交の要。

いつも首のペンダントに亡き妻の小さな似顔絵を収めて下げている。

公爵の仕事に誠実で多忙。亡き妻のことを愛して、後妻は娶らないと宣言している。

たったひとりの愛娘アイリーンのことを大切にしている。

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⌘ 祖母　エリザベス・インヴァネス

アイリーンの祖母で、元王族。

エドワード1世の妹でもある。

金の髪に鮮やかな紫の瞳。アイリーンにそっくり。

体が弱く、公爵家に嫁いだあと、アイリーンの父を産んですぐ儚くなってしまった。

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⌘ ディラン

25〜30歳くらいの青年。外見は赤毛で濃緑色の瞳。子爵家出身の海の男。

頬に十字の傷跡がある。植物学者であり、プラントハンター。

男臭くがっちりした体格。

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⌘ シン

東洋人。黒髪黒目。髪型はやや長めのおかっぱヘアスタイル（「千と千尋」のハクのような髪型）

男性とも女性ともわからない、不思議な人。肌は健康的に少し日焼けしている。20歳〜40歳あたりの年齢不詳な外見。

漢方のほか、東洋の品を交易で扱う商人。実は歴史家の一面があり、世界各地を歩き回っては見聞録をまとめている。

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⌘ ジェーン

17歳（アイリーン11歳の時）。

アイリーンのメイド。

焦茶のくせっ毛と、本人も気にしているそばかすが特徴。体格は骨っぽくて女としては背が高い。

どこか愛嬌のある顔つき。

病弱なアイリーンを支える献身的な存在。一度目のアイリーンの記憶では、22歳になるまでに嫁いでいき、公爵邸の勤めを辞めていた。