いっしょに死んでくれる?

 風俗店で働いて半年が経った。

 働き始める決心はすぐについた。過去の勤務先でのことを思えば、風俗以外に選択肢はなかったからだ。それに原口華菜子の関係者もおそらくそれを望んでいたのだ。そこに飛び込まなければ彼らの復讐は終わらない。それがわかっていたから、ほとんど躊躇はなかった。原口華菜子を強制的に風俗に送り込んだ報いを受ける必要があった。因果応報は、どうあがいても免れないのだ——。


 夕方の六時以降から混み始めるということで、店側の要望で遅番のシフトが多く組まれた。イベントがある日などは開店時から勤務して、途中二回の食事休憩をとって深夜まで働いた。仕事はすぐに慣れた。楽な仕事ではなかったが、べつだん特別なスキルを必要とせず、キャバクラのときのように無駄に愛想を振りまく必要もなく、とりあえず、客と対面したときにだけ愛想笑いを浮かべておけばよかった。

 潔癖症気味だったのが嘘だったのかと思うくらいに、今では客の男性器を躊躇なく口に入れていた。慣れとは怖いものだと日々痛感した。とはいえ、男のいろいろなところを舐め、逆に男から自分のいろいろなところを舐められたり触られたりすることで、少しずつ自分が壊れていくのがわかった。

 心の病みは、外見にも如実に表れるようになった。肌がくすみ出し、鏡を見ても、とても二十二歳だとは思えないほどに、肌に生気がなくなっていた。ただ、すでに自暴自棄になってもいたから、そんな肌を見てもどうでもよくなっている自分もいた。

 風俗で働き出して自分の外見が変化したことで、風俗で働いている女を見分けることもできるようになっていた。ある種の穢れたオーラが、彼女たちにはまとわりついているのだ。当然、自分自身にも——。

 以前は三か月経ったころに、勤めていた会社とキャバクラに日記のコピーが届いてクビを切られていたが、今の風俗店に日記のコピーが届くことはなかった。おそらく今後もこないだろうと思った。仮にそんなものが届いたところで店側は気にしないだろうし、客も気持ちよくなれさえすれば風俗嬢の過去なんてどうでもいいのだから——。


 店を出たのは深夜の十二時四十分だった。奈央はその足でまっすぐホストクラブへと向かった。

 歩いて五分ほどで、『バビロン』という店名のホストクラブが見えてきた。奈央の行きつけの店だ。今日はこれを糧にして、仕事を乗り切ったようなものだった。

 ホストにはまったのは、風俗店で働きはじめてすぐのことだった。以前はホストにはまるような女を軽蔑していたのだが、自分がはまってみて、風俗嬢やキャバ嬢がホストに依存する理由が理解できた。そこでしか大切にされないからだ。心の隙間を埋めるために、ホストにすがりつくのだ。

 奈央が入れ込んでいたのは、翔鬼しょうきという名の二十六歳のホストだった。翔鬼はロックバンドのボーカルのような美しい顔立ちをしていて、紫がかった金髪が目を引いた。店に入って彼の顔を見たとたん、不快な気分が吹っ飛んでいった。

 黒い革張りのソファに座って、奈央は翔鬼にキモい客の不満をぶちまけていった。風俗で働いていることは初見で伝えていた。ホストクラブの客にはキャバ嬢や風俗嬢が多いことは周知の事実だったから、伝えたときにもさほど羞恥心はなかった。むしろ、家族や友人には決して言えないことを話せたことで、心が軽くなったようにも感じられた。翔鬼の存在が、心理カウンセラーの役割を果たしたのだ。

 翔鬼は積極的にスキンシップをとってくる。奈央はそれを歓迎した。今は顔が触れ合いそうなほどの至近距離で、黒髪を優しくなでられている。彼の体温を感じながら、奈央は酔いに任せて仕事での愚痴をえんえんと吐き続ける。

「口の臭いおっさんがさ、やたらとキスをせがんできてさ。ちょっとわたしがいやがる顔をすると、おれ、口臭い? とか聞いてくるんだけど、臭いって言えないから、そんなことないよって言うと、安心した顔でまたその臭い口でキスしてきてさ。もう最悪だったよ」

 愚痴を吐けば吐くほど気分は軽くなっていった。

 奈央が一息ついてグラスを口につけたところで翔鬼が言った。

「ねえ、奈央ちゃん。アルマンド入れていい?」

「え……」

 一瞬、酔いが醒めかけた。一本、数十万円もするシャンパンだ。それに先週も入れたばかりだ。とはいえ、この楽しい時間を壊したくなかった。

「いいよ。アルマンド、いっちゃえ!」

「いええーーーい!」

 翔鬼のテンションが一気にはね上がり、奈央もつられて気分が高揚していく。ここは天国だった。金さえ落とせば、いくらでも幸せにしてくれる楽園だった——。



       *  *  *



「こはるちゃん、元気ないね」

 待機場の硬いソファに座っていると声がかかった。〝こはる〟とは、奈央の店での源氏名だ。声をかけてきた女は、〝サヤ〟だった。

「昨日また、ホストで散財しちゃってさ……」

「そっかぁ……」

 サヤは同情するような顔で、左手のリストカットの跡を右手の親指でなでた。不安な気持ちになったときの彼女の癖のようだ。

 ここでサヤが思い出したようにスマホを手に持つと、胸の谷間を作って自撮りをした。風俗サイトの写メ日記に投稿するための写真を撮ったのだ。出勤時の写メ日記の投稿は店側から強制されていた。奈央も強制とあっては仕方なく投稿していたが、写真に添える文面はいつもそっけないものになっていた。業務時間外にも頻繁に投稿している者も中にはいたが、奈央にはそんな彼女らの気持ちがまるで理解できなかった。

 写メ日記の投稿を終えたらしいサヤが聞いてきた。

「あのさ、いくら使ったか聞いてもいい?」

「五十万」

 サヤは目を丸くした。

「一晩で?」

「そう。一晩で」

 飲むと気持ちが大きくなってしまい、金銭感覚がぶっ飛んでしまうのだ。

 ホストにはまったせいで、月に七十万円ほどの手取りがあったにも関わらず、今では二百万円近い借金もあった。この調子だと、借金はこれからも増え続けていくだろう。借金を返すためだけの人生が待っているといえた。

 サヤがぼそっと言った。

「仕事、がんばんなきゃだね」

「そうだね……」

 隣に座るサヤも、奈央と似たり寄ったりの状況だった。ホスト崩れの男を一人で養っていたからだ。彼女と同棲している元ホストの男は、ろくに働きもせずに、一日じゅう家でゲームに興じているそうだ。家事などいっさいせず、百パーセント彼女に依存しているという。だが、そんな彼に、サヤも精神的に依存していたから、一応ウィンウィンが成立しているといえた。とはいえ、そんな薄氷を踏むような関係が、長続きするとは思えなかった。

 奈央はそんなサヤを見ては、いずれ自分と翔鬼との関係もそんな風になっていくのではないかと思った。愛されるためには、とことん尽くさなければならないというマインドにすでに毒されていることに恐怖した。

 サヤがチョコが入った箱を開けて無言で差し出してきた。

「ありがと」

 奈央は一つ取って口に放った。

 今では食生活も乱れていて、お菓子が主食になっていた。

「死にたいね……」

 チョコをちびちびとかじっていたサヤがまたぼそっと言った。

 奈央も同じ気持ちだった。

 以前からサヤとは、自殺について話すようになっていた。彼女と待機時間に死について話しているときだけは、不思議と少しだけ生き生きしてくる自分がいた。

 サヤ曰く、練炭自殺は死に切れなかった場合に最悪だという。半身麻痺にでもなったら、その後の人生は、死ぬに死ねない生き地獄が待ってるというのだ。奈央はそれを聞き、練炭自殺だけは絶対に避けたいと思った。今の生活も充分地獄だが、五体不満足になるよりかはましだった。

 結局いつもこの話題は、首吊りは苦しそうだから、やっぱり電車に飛び込むか、高所から飛び降りるかの方法がいちばん手っ取り早いという話に落ち着いた。電車に飛び込んだり、高所から飛び降りるのは勇気が入りそうだったが、今の辛い状況を思えば、一瞬でこの状況から解放されるのであれば、そんな恐怖など取るに足らぬと思えてくるのだった。

「こはるちゃん」

「何?」

「もう絶対無理ってなったら、いっしょに死んでくれる?」

 サヤの言葉に、奈央は無理に笑みを浮かべて答えた。

「生きてたっていいことないからね。いいよ。そのときは、いっしょに死の」



       *  *  *



 夜の十二時を大きく回っていた。

 恭弥はマコとともに、シャッターが降りたドラッグストアの前に立っていた。もうすでに、二十分近くこの場にいる。

 長時間路上に立っていたため体が冷え込んできていたが互いに無言だった。彼女が現れるまでは、何となく口を利くべきではないという空気があったからだ。そしてついに、風俗店やコンカフェなどが入った古い雑居ビルから本田奈央が姿を現した。

 およそ半年ぶりに見る本田奈央の姿は、だいぶ様変わりしていた。以前の活発さは影を潜め、顔に生気はなかった。まだ二十代前半だというのに、三十代だと言われてもおかしくはないほどのやつれようだった。表情からはいささかも希望は感じられず、すでに人生が詰んだ人間の顔だった。

 本田奈央の背中が遠ざかっていく。歩く姿もどことなく危なげで、廃人を思わせた。

 恭弥は彼女のそんな姿を見て満足した。

 隣に立つマコが、少し寂しげな顔をして言った。

「ねえ、恭弥君、正直な感想言っていい?」

「いいよ」

「あそこまで落ちぶれると、正直同情したくなっちゃう……」

「その気持ち、わかるよ。いくら憎んでた女とはいえ、あんな姿を見たら、ぼくだって少し可哀相だなって思うよ……」

 これは正直な気持ちだった。腹を空かせた野良猫や野良犬を見て湧き上がってくる感情に近かった。

「でも仕方ないよ。あの女は一線を超えたんだから」

「だね……」

 視界から本田奈央の姿はすでに消え去っていた。おそらく今夜が、彼女を見る最後の夜になるだろうと思った。今後彼女がどうなろうが知ったことではなかった。あの様子では堕ちていくだけの人生だと思うが、仮に状況が好転したとしても、それはそれでいいと思った。彼女はすでに、卑劣な行為に対する対価を身をもって支払ったのだから——。

 恭弥は今回の復讐を総括するように言った。

「人に平気で危害を加えられる人間って、想像力が働かないんだよ。自分が同じことをされたらどういう気持ちになるか考えられないんだよね。だから平気で人を傷つけられる。今回の件も、想像力の欠如がもたらした悲劇なのかもしれないね」

「うん。そうだね」

 マコが寂しげにうなずいた。

 夜も遅いというのに歓楽街だけあって、それなりに人通りがあった。

「恭弥君、これで気が済んだ?」

「ああ。充分だ」

「よかった」

 マコはほっとしたような笑顔を見せた。

「きっと姉ちゃんも、多少は気も晴れたんじゃないかな」

「だといいね」

「これで復讐は終わり」

 ここで突然、恭弥は正面から風を感じた。顔の産毛が優しくなでられるような感触を覚えた直後、背中がふっと軽くなった。それはまるで、憑き物でも取れたかのような感覚だった。心が一気に軽くなっていくのがわかった。変化は外見にも表れたようで、マコが不思議そうな顔をして言った。

「恭弥君。今急に、表情が明るくなったね」

「そう?」

「うん。いきなり変わったよ」

 恭弥は今の変化を、復讐のために姉がともに行動していたのだろうと結論づけた。そうでなければ、今感じた心と体の変化を説明できない。復讐を終えたことで、姉は弟である自分から離れていったのだろう。

「お腹空いたね。マコ、何か食べて帰ろ」

「うん、そうしよ」

 恭弥はマコの手を取った。彼女が驚いたように顔を向けてきた。手を握るのは初めてのことだったからだ。だがすぐに彼女は力強く握り返してきた。そしてうれしそうに身を寄せてきた。彼女の体温が心地よかった。

「ラーメンでいい?」

「いいよ」

 二人して気分よく歩き出した。



       *  *  *



「わたし、何のために生きてんだろ……」

 奈央は、生きた心地のしないまま夜の街を歩いていた。

 今夜は頭がとても重く、ホストに慰めを求める気にもなれなかった。胃もたれも不快だった。休憩時に食べたロールケーキが、いまだ腹の中にとどまっていたのだ。もう何もかもが不快で、生存していること自体が苦痛でしかなかった。

 生活費を稼ぐために、毎日キモい男たちの汚いものをしゃぶる。こんなことがあと何年続くのだろう? 普通の職に就きたくても、あの日記のコピーがまた送られてくれば、また同じことの繰り返しだ——。

 ここにきてようやく、奈央は原口華菜子にしたことの残酷性を知った。大金を要求して風俗で働くことを強要したわけだが、今ならそれが、どんなに卑劣な行為だったか理解できる。当時はいじめの延長に過ぎないと思っていたが、いざ自分が同じ立場になってみて、自分は原口華菜子を先の見えない地獄に叩き落としたことを知った。

 過去に戻れるのなら、やり直したかった。こんなことになるとわかっていたなら、絶対にあんなことはしなかった。リセットボタンがあれば、今すぐにでも押すというのに——。

 二十数年生きてきたが、いいことなど何もなかった人生に思えた。もちろん、楽しいことの一つや二つはあったのだろうが、ここ数年の地獄のような日々が強烈過ぎて、楽しかった思い出がすべて記憶の外に押しやられてしまったように感じられる。今は希望などなく、生きている意味すらもない。文字通り身を削っている人生に、価値などまったく見出せなかった。あるのは絶望だけだった。今後人生が上向くことはなく、確実に下降していくだけだろう。ならば、無理に生き続ける必要性はなかった——。


 気づくと奈央は、手近な雑居ビルの中に吸い込まれるように入っていた。薄暗い非常階段を右に左にと揺れながら上がっていく。

 いつの間にか、ビルの屋上に出ていた。そして躊躇することなく錆びついたフェンスへと歩み寄っていく。手すりから顔を出して階下を見下ろす。少し足はすくんだが、不思議と恐怖心は湧かなかった。むしろ、あと少しで苦しみから逃れられるという解放感があった。

 ここでふと、同僚のサヤの顔が頭に浮かんだ。いっしょに死のうと約束したが、先に逝くことになったことを申しわけなく思った。ぼんやりと、彼女もあとに続いてくれればいいなと思った。

 両手にぐっと力を込めて体を押し上げてからフェンスに右足をかける。それから左足も持ち上げて、しっかりとフェンスに腰掛けた。

 フェンスに座りながら、ネオンがきらめく夜景をぼんやりと眺めた。あえて下は見ない。最後に観る景色は、少しだけ希望を感じさせるものにしたかったからだ。夜風に当たりながら何も考えずに夜景を観ていると、束の間、不快な気持ちが消えてくれた。死ぬ前の感情にしては理想的だと思った。原口華菜子のように、憎悪に駆られながら死ぬよりはよっぽどいいだろう。彼女のせいで地獄を経験することになったが、彼女よりも安らかに死ねることに軽い優越感を覚えた。

「やっと楽になれる——」

 奈央は目を閉じて体を前に投げ出そうとした。

 だがそこで、強い風圧を感じて目を開けた。

「え!?」

 目の前に、原口華菜子の姿があった。制服を着て当時と変わらぬ姿で宙に浮かんでいる。ただその顔は、憎悪に充ち充ちていた。

 奈央は驚いて思わず後方に倒れ込んだ。フェンスから落ちて背中を強打した。痛みはそれ相応にあったが、それよりも恐怖心のほうが上回った。慌てて上体を起こして周囲を見渡す。ところが、原口華菜子の姿はどこにもなかった。

 幻覚だったのかと訝しんでいたところで、とつぜん背中側の襟元を何者かにつかまれた。そのまま強い力で後方に引きずられていく。とても後ろを見る余裕などなく、それでも手足をバタつかせて抵抗して見せるが、ものすごい力で引っ張られていくため動きは止まらず、虚しい抵抗でしかなかった。

 背後から屋上の扉が開く音が聞こえたかと思うと、引きずられた体はそのまま扉を通っていった。そのとき背中をドアの段差にしこたま打ちつけて激痛が走る。それでも動きは止まることなく、背中を向けたまま階段をずり落とされていく。階段の角が背中と尾てい骨にぶつかって断続的に激痛が走る。階段を落ち切ると、踊り場の壁に背中がぶつかった。強い衝撃で目の奥に火花が散る。動きはそこで止まった。とたんに気味の悪い静けさが漂った。

 うめきながら顔を上げると、目の前に原口華菜子の顔があった。彼女は宙に浮いていた。階段の角度と平行になるように両手と両足を広げた状態で浮かび、顔を前に突き出すようにしてこちらを見据えてくる。奈央は恐怖で凍りついた。

 原口華菜子が氷のように冷たい笑みを浮かべて言った。

「そう簡単に、終わらせないから——」


 奈央は叫びながら目を覚ました。

 呼吸が荒かった。さらに全身から、不快な汗が流れている。

「夢、だったの……」

 肩で息をしながら今見た夢の内容を思い起こす。

 あまりにもリアルな夢だった。普通なら、覚醒と同時に夢の大半は霧散むさんするが、今見た夢は詳細に思い出せた。そのため、夢から醒めたというのに、恐怖心は消えてなくならなかった。心なしか、背中と腰に痛みが残っているような気もした。

 そこで突然、カーテンが大きく揺れた。奈央はビクッとして飛び上がりそうになる。

 揺れたカーテンに目を向けると、女性のものと思われる黒い人影が一瞬だけ浮かび上がったように見えた。全身に鳥肌が立ち、心臓が一気に跳ね上がった。

 奈央は薄暗がりの中、いまだ静かに揺れるカーテンを見つめる。すでに人影は消えていたが、何者かの視線を強く感じて震えが止まらなくなる。

 このとき頭の中で、何かがプツンと弾けた。

 奈央は両手で頭を押さえると、声の限りに絶叫した——。




〈了〉





【あとがき】

 最後まで読んでくれてありがとうございます。

 もし、「これ、面白いんじゃね?」と思ってくれ方は、SNSでの拡散をよろしくお願いします。

 また他の作品もそこそこ面白いと思うので、ぜひ目を通してください。

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