16話くらいまで読んだ時点でのレビューになります。
普段なら割とサクサクとレビューを書くのですが、この作品は中々難しいです。
レビューをする上でネタバレを回避すべき作品だからです。
物語は奇妙な殺人事件から始まります。そしてその殺人事件の関係者の所属していた大学のサークルの部員が、様々な形で事件に関わっていきます。
関係者から更に次の関係者へと連鎖するように物語は膨らんでいき、謎が謎を生んでいきます。
謎は古くからの因習に紐づいた、何か。呪いともいうべき、何か。
呪いもまた連鎖していき、次々に犠牲者が続出していきます。
制御不能となっていく、呪い。
果たして、この物語はどのような着地点を見せるのでしょうか?
BLとありますが、16話辺りで少しだけ出てきます。苦手な方も、まあ、そこまで読んでしまったなら、あまり気にせずに読んでいきましょう!
レビューをした時点でまだ未完です。完結したら残りを読破したいな、と思います!
面白いなぁ、このサスペンディッドされる感触。
いわゆる因襲村儀式モノなんですが、雰囲気は大学やカフェといった都会と地続きで、それがじわじわと侵蝕されていく怖ろしさを覚えます。
陰湿ではなく、「得体が知れない恐怖」です。
この奇妙な感覚は、群像劇だからこその空気でしょうか。
舞台は現代と、伝承の中という、複数の時代をまたがります。現代の語り手は2人。
これだけ聞くと複雑な印象を受けるかもしれませんが、各物語は「1つの主題」を中心に展開されるため、ミステリと同様、読者の頭の中で各要素が「繋がる快」が生まれます。
「繋がらないズレに覚える不可解」もまた同じく。
私の前にネタバレレビューがありますが、ネタバレというより秀逸なあらすじといった印象ですので、そちらもおすすめいたします。
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ここより下はメタ読み
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別の観点で述べるなら、おそらく人を選ぶであろう「BL」という要素は、10話まで読んだ限りまずありません。作家の癖をメタ読みしてようやく、今後役割上物語に絡むのだろうと予感できる程度です。
BLジャンルで嫌煙されるなら勿体ないほど、本作はホラーサスペンスの質が高いです。(もちろん私はBLを読まない人間です)
むしろ女流らしさは「恐怖の由来」にあるのではないでしょうか。
なぜそれらは近づいてくるのか。その目は何なのか。
伝承は遠い昔の話なのに、今私のすぐそばまで這い寄って、
いる。
あぁ、逃げられない。