第7話退学してた

帰り道。歩いてるとスマホが鳴った。

どうやら佐藤からの連絡らしかった。


佐藤:荒尾くん学校自主退学だってさ。


そんな連絡がきていた。


どうやら俺のやったことは無駄じゃなかったらしい。


そんなことを思いながら帰宅してると


「なぁ、いいだろ?イライラしてんだよ俺」

「やめて」


そんな声が聞こえてきた。


声の聞こえた方を見ると


(荒尾じゃん。またやってんのかよ)


どうやら荒尾が人目につきにくい路地裏で女の子をナンパしているらしかった。


俺はそれを見て声をかけながら荒尾に近付いた。


「よう。荒尾くん。元気そうだな」


そう言って近付くと荒尾は俺を見て目を見開いた。


「てめ……お前のせいで退学することになったんだぞ?俺」

「自分のせいの間違いだろ」


俺がそう言って女の子に目をやって続ける。


「まだ罪重ねるつもり?」

「くそ!」


吐き捨てて荒尾は奥の方に帰って行った。

前の1件で懲りたらしい。


女の子に目をやる。


「災難だったね」


そう声をかけて俺は立ち去ろうとしたらギュッと腕を掴まれた。


「あ、ありがと」


そう言ってきた。


「別に気にしなくていいよ」


そう言って俺は歩き始めようとしたけどギューって掴んでて離してくれない。


「ちょっと?行きたいんだけど」

「私もあなたと生きたいんだけど」


そんなことを言ってきた。


「どういう意味?」

「あなたのことが好き」


そう言ってきた。


「はぁぁぁぁぁああ?!!」


荒尾から助けたお礼として俺は彼女に食事を奢ってもらっていた。


どうやら告白されたらしい。


そのときだった。



紗奈からメッセージが届いた。



紗奈:兄さん?まだ外にいるんですか?



そんなメッセージが着てて俺はまだまだ帰れそうにないことを返信した。


「だれ?」


女の子に聞かれたので答える。


「妹、それより悪いんだけど帰っていい?君も早く帰った方がいいと思うよ」


俺はそう言って立ち上がった。


ピトッ。


立ち上がってもまだくっついている。


「ずっといっしょ」

「と言われましても」


そのうち離れるだろうって思ってたけどなかなか離れそうにない。


どうしようかなぁこれ。





【おしらせ】

あらすじ分終わったのであとは気が向いた時にでも書くことにします(・ω<) テヘペロ





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占い部の美少女に恋愛相談したら「告白したら彼女できるよ」って言われたから妹に告白したら撃沈したんだけど、その翌日占い部の子に懐かれるようになってさらに数日後なぜか妹も告白してきてどうすればいいんだ俺は にこん @nicon

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