夏みかん
登校のたびに気になるものがある。
校門から中央玄関への道。
校庭を右手に、花壇を左手に見て三十歩ほど歩いて、校舎に差し掛かる前に、大きな黄色い実が鈴なりになっている木がある。左手にその木を見ながら、おいしそうな夏みかんと思いながら中央玄関に入る。
柵の向こう側だけど、裏から回れば取れるかもしれない。
奴にそのことを話したら、放課後に取ってきてあたしに持ってきてくれた。
持ち帰って食べた学校産夏みかんは甘酸っぱい味がした。
日常のツナ ツナのともだち @yamame007
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。日常のツナの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます