舞台狭しと自由に踊る個性豊かなキャラクター、それはまさにラプソディ!

狂詩曲-ラプソディ-と言えば、全体をキッチリ決めることなく、曲調の異なるメロディーを自由に繋いでいくことを特徴とする音楽として知られています。

狂愛曲-ラブソディ-と題された本作は、そのタイトル通り、多数のキャラによる様々な"愛”を描く物語となっています。

美しく切なく愛らしく、ときにコミカル、ときにはインモラルな愛を……。

いや、人と人のそれだけではありません。
食、音楽、趣味へと向ける愛までもが自由奔放な筆致で書き上げられていくのです。

物語の導入部は重く悲しいものですが、主人公クロとシロの出逢いを皮切りに次々と魅力的なキャラが参入し、主要キャラが出揃ってしまえば、あとはもうひたすら盛り上がっていくのみ!
気が付いたときには最新話まで追いついてしまっているかも知れません。

また、作者ご本人が描くイラストも見どころの一つ。
気になった方は、まず最初に置かれている挿絵置き場を覗いてみるのも良いかと思います。

さぁ、どうぞ触れてみてください。
これが私が自信を持ってお勧めする一作です!


……このレビューが素晴らしいラプソディの一篇となれますように。

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