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 名もなき集落の名もなき酒場。スイングドアを押し開けて、その中へ入る。

 店内にはテーブルが三つしかなく、客がいるのは一つだけだ。


 客は三人。いずれも人相は悪く、腰に剣を帯び、頭にはお揃いの黄色い頭巾を巻いている。

 彼らのテーブルにはジョッキとカード、空の酒瓶が散乱していた。

 身内同士、賭けカードで遊んでいたのだろう。


 店主は陰気な親父で、カウンターの向こうでコップを拭いている。


 君が店に入ると、全員がじろじろと視線を送ってきた。

 君が動くまで黙り、警戒を隠そうともしない。


・カウンターに座る

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663182310048


・テーブルの三人に近づく


https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663182733759


・店を出て先へ向かう

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663184741376

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