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 君はテーブルの横を通り過ぎ、カウンターに座った。

 君の後ろで三人組はまたカード遊びを始め、騒ぎ出した。


・金貨を一枚も持っていなければ、店を出ること。

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663184741376


 そうでなければ君は酒を一杯頼む。

【金貨を一枚減らす】


 親父は黙って頷くと、ジョッキに酒をついで差し出した。

 君はそれをやりながら親父にこの先にある筈の、コフィン砦の事を訊く。


「あすこへ行きなさるのかね‥‥そうかね」

 親父は表情を変えず、コップを拭く作業に戻った。

「あんたは死んだよ。若い身空で、無意味な事をするもんだ」

 一つコップを拭いては、また一つ。

「主の魔術師は死者と悪霊が大好きな、あの世の住人さ。あそこに出てくる亡者は全てが生きてる人間を憎む怨霊ばかり‥‥話す言葉は嘘と呪いしかねぇ」


 そして君をじろりと見る。

「ま、その仲間にあんたも入るんだろうがね」


 君は酒を飲み終えた。

 不味く、薄く、全く酔えなかった。


・テーブルにいる三人に話しかける

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663182733759


・店を出て先へ向かう

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663184741376

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