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桟橋につくと、小さな看板が脇にあった。
『渡し賃・金貨1枚』
渡し守はどこに? 君がそう考えた時、船の底から人影が立ち上がった。毛布をかけて船底で寝ていたのだ。
無精髭を生やした小汚い男だ。浮浪者同然の渡し守は君をじろじろと見る。
「王国の金貨なら要らないぜ。この三年で混ぜ物が増えて、質が下がる事と言ったらありゃしねぇ」
ではどうやって支払えと?
君が尋ねると、男は竹竿を手にする。
「貴金属、宝飾品。そんなところだな」
・【銀のアミュレット】か【エメラルドの鍵】を男に渡すなら、彼はそれを受け取る。
https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663078398869
・剣を突き付けて男を脅し、タダで船に乗るというなら――
https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663078571024
・諦めて橋の方へ向かってもいい。
https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663078848610
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