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君が剣を抜くや、渡し守は竹竿で川底を突いた。
途端に船が桟橋を離れる。当然、剣など届くわけもない。
非常に手慣れた動きだった――渡し守にすれば日常茶飯事なのだろう。
船はあっという間に闇の中へ消えた。
君は諦めて橋へ向かう。
https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663078848610
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