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 吊り橋は狭く粗末な物だ。川の水面すれすれを渡っており、水飛沫で濡れている。

 そんな橋だが木箱が設置されており、そこには下手糞な字で「料金箱」と書かれていた。


 しかし、肝心の料金は書いていない。

 箱を開けてみたが、金など一銭も入っていない。

 周囲を見渡したが、見える範囲に人影は無い。もっとも夜の森は真っ暗で、そこに潜んでいるなら到底わかるわけもないが‥‥。


・金貨を入れるなら、何枚入れるか決めて手持ちから減らすこと。そして――

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663078981362


・金など払わず橋を渡る事もできる。

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663079622104

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