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 金など入れず、君は橋を渡った。

 濡れた橋は常に揺れ続け、時に足元へ水飛沫がかかる。となれば慎重に進みたいところだが、前方に何者かが現れた。


 野蛮な武器と汚い革鎧で武装した、大柄なホブゴブリンだ。

 しかも後ろからも、森の闇から現れた奴が橋を渡って追って来る。

 後ろの奴は長い棒を橋のたもとで横に通した。行き止まり、という事か。

 前方のホブゴブリンが武器を振り上げた。

https://kakuyomu.jp/works/16817330663030599833/episodes/16817330663079927234

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