雑学について

入江 涼子

第1話

  こんにちは。


 またも、エッセイもどきを書いてみる。

 今回は雑学について語ってみたい。まず、人間の髪の毛は1日で0.4mmは伸びる。計算すると、1ヶ月で1.2cm伸びると言う事になるな。

 んで、1年間となったら。14.4cmは伸びるって事で。

 ちなみに、哺乳類全般は7年間くらいで体毛の成長は止まるらしい。つまり、人間も髪の毛を伸ばしっ放しでいたとしても。7年で止まるとは言えるのだ。


 後ね、余計な事を言うが。男性より、女性の方が髪の毛は伸びるのが速いとも聞いた。これはホルモンの関係だろうな。男性ホルモンは毛根を刺激するとか。反対に、女性ホルモンは髪の毛の成長を促す働きをする。だから、男女で髪の毛に差異が出やすいのだろうか?

 ……髪の毛で悩みを持っている方には「余計なお世話だ、こんにゃろー!」とか言われそうだが。


 もう一つは、歴史的な事で。かのナポレオン皇帝の最初の妻のジョゼフィーヌさんは体臭がめちゃ、きつかったらしい。ナポレオン皇帝は、軽い植物系の香りが好みだとかで。反対にジョゼフィーヌさんはムスク系が好みだった。2人の好みは真逆で、これが後の離婚の原因になったと言われている。

 まあ、ジョゼフィーヌさんの寝室に入ったら、体臭きついわ、ムスク系の強い香りがするわで。ナポレオン皇帝は最初こそ、我慢したが。徐々に逃げ出すようになったとか。そんな話もあるようだ。


 これは、個人的な事だが。私は割とミントや柑橘系の香りが好きでね。こういった香りのデオドラントなどを使っていたら、蚊や蜂が嫌がっていて。

「あ、そーいや。ミントの香りを嫌がる生き物は割といたわ!」と気づいた。なので、現在でも虫除けに使えればと思っている(笑)


 三つ目はお茶についても。お茶はかの中国が発祥なのだが。ちなみに、チャ自体はツバキの仲間である。

 さて、話を戻したい。お茶は日本ですっかりお馴染みだが。細かく分類するとお茶の内、緑茶は無発酵茶で。烏龍茶が半発酵茶、紅茶は完全な発酵茶と言える。

 また、紅茶をヨーロッパなどでは「Black tea」と言う。紅い茶と書くのは、日本と中国だけだ。

 後、かのトルコでは紅茶と一緒にカレーボールを食べると聞いたが。本当だろうか?

 まあ、トルコ人が紅茶大好きなのは有名ではある。


 四つ目はカタツムリについて。カタツムリは雌雄同体、つまりは両性具有だ。また、彼らはコンクリートを齧って食べる。これはコンクリートに含まれるミネラル分や塩分を補給するための行動だ。ちなみに、皆さんが苦手なあのナメクジ。あいつらは、カタツムリの仲間だ。

 要は殻を持っているか、持っていないかだけの違いなのだが。

 また、ナメクジは塩を掛けると弱ると言われている。あれは、体の水分が抜けるだけで弱っているわけではない。


 五つ目はお薬について。皆さん、タンポポはご存知だろう。あれの根っこが漢方薬の材料になるらしい。また、根っこは1m近くはあり、掘るのには一苦労だが。これを綺麗に洗い、切り刻んで。フライパンで乾煎りをする。そして、お湯でエキスを煮出すと。あら不思議、コーヒーそっくりの飲み物になるのだ。私もこれを知った時はかなり驚いた。


 六つ目はレモンについて。実は、レモンは突然変異によって誕生した。何でも、あれだけ酸っぱい果物は自然界ではあり得ないらしいのだ。本当に偶然の産物なのだが。これには神様もびっくりだろう。


 最後の七つ目は。お香について。確か、あのカレーに使われるスパイスの1種がお香の原材料にもなるとか。

 また、桂皮は現代でいうシナモンに当たる。白檀や沈香もお香の材料になった。

 日本だと、六種香りくしゅこうと呼ばれる室内用のお香がある。春は梅花、夏は荷葉、秋は侍従や落葉、冬は黒方や菊花だ。ちなみに荷葉にはあの蓮の葉っぱが使われていた。梅花はごま油が入っていて、髪の毛用の香油としても使われていたのだ。

 黒方は使われる原材料が一番高価だとも聞いた。


 それではこれくらいにしたい。読んで頂き、御礼申し上げる。失礼したい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

雑学について 入江 涼子 @irie05

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

同じコレクションの次の小説