転生者ではなく異世界の普通の常識を備えた親父視点なのがうまい。

ギャル転生者というのに興味を惹かれ読んでみたらとても面白かったです。
ちゃんとギャルが活かされたキャラクターで周りを振り回すけれど憎めない愛らしさもあり作品の魅力になってます。

また彼女の父親がさらに作品を引き立てている。
父親はあまり癖がない割と常識人タイプの親父(※物理パワーはある)といった感じなのですが、だからこそクスッと笑えるしギャル幼女とのやり取りをみていてにっこりできます。
そしてそんな父親視点かつギャル喋りにより、なんでそんな知識を?彼女の知識はどこまである?という転生話では引っかかってしまう部分がいい意味でぼかされていて読みやすいです。

今後転生前の彼女のことや知識についてつめていったりするのか気になりはしますが、このままうまい具合にぼかしたまま進んでいってもいいなと思えます。

文章も読みやすく、細かいことを気にせず楽しさだけを受け取って読める作品です。

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