01 尾張の思い出への応援コメント
おお。私、実は織田一族では有楽斉長益が一番好きなんです。
主流ではないが文人として名を遺し、戦や京の馬揃えにも参加したり、晩年は元将軍義昭らと共に関白殿の御伽衆メンバーになったり。
少年時代の仲良し兄弟のエピソードが泣けますね。
本能寺前夜のお話しのように、こういう「あえてちょっとハズした」テーマも好きです。またまた先を楽しみに拝読致します。
作者からの返信
こちらにもお越しいただきありがとうございます。
有楽斎、面白い人ですよね。
信長の弟として生まれ、中間管理職的なこともやったり、数々の歴史イベントにも遭遇し、最後は京で隠居して、趣味に生きた男ですから。
少年時代編は、やっぱりあの信長や信行たちとのつながりを描写しておかないと、この人のことがしっくりイメージできないかもと思って書きました。
外したテーマ、私も好きで書いています。
自分が書かないと、誰も書かなさそうなテーマが特に好きです^^;
ありがとうございました。
編集済
03 如庵の回想への応援コメント
キリシタンでもあり出家もする
たしかに今の感覚だと不思議です
キリシタンが禁止される前は普通にある事だったのでしょうか
先日京都のお庭に有楽椿のあるお寺のご住職に椿のお話を聞いたばかりです
追記
レビューなのに申し訳ございませんでした
今訂正致しました
有楽椿…御陵衛士野屯所のお寺なんです
時期的に藤堂平助は見れなかったかもですが
作者からの返信
コメント付きレビュー、ありがとうございます!
歴史ものって、背景とかそういうのが分からないと「?」となってしまいますので、その辺を苦心しております^^;
それを、美しいとまでおっしゃっていただいて、とても嬉しいです!
キリシタンで出家、キリシタンの宣教師さんたちからすると「ちょっと待て」と言われちゃうかもしれません。
でもこの時代のこの国だと、同じ仏教のちがう宗旨でも兼ねて入っていたみたいなので、そういう感覚でキリシタン&出家だったのかもしれません。
有楽椿、綺麗な椿です。
その椿が植わっているお寺さんのご住職にお話を……。
実にうらやましいです!
ありがとうございました。
ではではノシ
03 如庵の回想への応援コメント
拝読致しました。
キリシタンでありながら出家。
なんか、正月は初詣し、結婚式は十字架に誓い、ご先祖を法要する現代人のまさしく御先祖であると、数百年を遡り変わらない雰囲気を感じてクスリとしました(^_^;)
大いなる素晴らしき月の前で独自の美を誇る小さな蝶のような人生、そんな皆から愛された小さな蝶のような人生も素敵な人生だな、とか思ってしまいました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
キリシタンだけど出家。
でも日本人って、そういう許容性のある人たちだと思うので、有楽となればなおさら「ま、いいか」と出家したんじゃないでしょうか^^;
乱世を、英傑たちという月を、それを背景として飛ぶ蝶。
フラフラしてんなぁと思われても、それでも「美」を表現し、それにおいては一流となった男・有楽。
書き終えて、私も「素敵」と思えるようになりました、有楽。
ありがとうございました!
03 如庵の回想への応援コメント
織田家の家紋が揚羽蝶というのをはじめて知りました。そして月を飛ぶ蝶のような有楽さん。先に逝った兄たちとの関係性もいいけれど、甥たちも有楽さんを大事にしていたのがすごく伝わってきました。のらりくらりなイメージが先だったけれど、こうして晩年まで生きて長寿を全うする。美しい生き方だと思います。
作者からの返信
揚羽蝶の家紋……私もこの同題異話の企画で蝶で戦国とかで検索して、初めて知りました(笑)
そこから、戦国の世を、月を飛ぶ蝶のように生き抜いた有楽というお話を思いつきました^^;
信忠も信雄も、有楽さんのことを軽んじずに、大切に扱っています。
拙作では信雄は有楽のことを嫌いになったという設定ですけど、史実ではそんなことはありませんので(笑)、なおさらです。
……そういう天下人の一族に囲まれて、それでも己の求める美を追求して、乱世を生き抜いた有楽。
私も、美しい生き方だと思います^^;
ありがとうございました。
03 如庵の回想への応援コメント
戦国時代の兄弟関係なんて殺伐としているものだと思ってましたが、なんとなくほっこりさせられました。蝶を愛でる幼い弟……。戦に明け暮れる信長にとって、きっとかわいい奴だったんでしょうね!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
信長は弟・信行を暗殺しているところがインパクトがあるため、なおさら殺伐としたイメージを抱かれていると思います。
でも、こういう、親族を愛する一面もあった、というところを象徴する人が、織田有楽だと思います。
戦国という時代ですが、有楽は花を愛し茶を極める道を選ぶ男ですから、そういうところが、信長からすると「愛い奴」だったのでは^^;
ありがとうございました!
03 如庵の回想への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
ええーっ、ここで終わるの、と思いつつも、テーマはきっちり描かれたのかと切れ味に愕然としました。
信忠さんも、信長さんも、実は家族思いで、有楽斎さんが家族を愛したように、彼もまた愛されていたのだなあって。面白かったです。
作者からの返信
お付き合いいただきありがとうございます。
淀君との陰険漫才(笑)や、ウッカリ悪左府と同じ名前をつけちゃった息子との親子喧嘩(笑)を書いちゃうと、長編になっちゃいますから^^;
そしておっしゃるとおり、有楽さんの生き方も有り、というようなテーマなんで、そこは端折らせていただきました。
切れ味とおっしゃっていただき、恐縮です^^;
有楽さん、信長からすると末っ子の弟(?)みたいな感じで、信忠さんからすると歳が近めの叔父さんという感じで、親しみを持たれていたと思います。
あとは、有楽さん、茶人として一流なので、そのあたりに信長や信忠から愛される何かがあった、と邪推しております^^;
ありがとうございました。
03 如庵の回想への応援コメント
茶室の丸窓を通した蝶を月を飛ぶようというのは、実に上手いですね。
これはやられた、と思いました。
武士の生きざまではないかもしれませんが、なんと言われようが戦国時代を生き抜くというのも、ある種の才人だったんだなと思います。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
丸窓の件は、実は書いている途中で思いつきました^^;
ラストシーンは如庵なんで、そこを書く前に改めて調べてみると、窓が丸いと気づきまして^^;
有楽さん、茶人としてはともかく、武士としてはちょっと……と思ってました。
でも、こうして改めて書いてみると、どちらかというと文人であり役人であり、死ぬまで戦うよりは、生き抜いて働こうとしていたんじゃないかな、と思いました。
結果、生を全うしたから、やはり異能といえば異能の持ち主だったと思います^^;
ありがとうございました。
03 如庵の回想への応援コメント
この時代、仏教でも複数の宗派で法名をもってる人もいますよね。そういう感覚だったのかも。
現在から見ると、「天下人」の弟に生まれながらパッとしない生涯を送った人、という印象がありますが、御作を読むと、その立場から、激動の世の移り変わりを見るとこう見える、という感慨があります。
乱世にもこういうひとは必要ですよね。
今回、調べてみて、有楽町のあたりに織田有楽の屋敷があったのは俗説という有力説を知りましたが、東京駅の隣ということは江戸城のすぐ前ということで、江戸城門前に近いところに屋敷をもっていたと伝えられるのも、その人徳のおかげなのかな、とも思います。
信雄も、子孫は明治まで大名として残りますしね。
おもしろかったです。ありがとうございました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
仏教って、宗派のマルチ(?)がOKだったんですか。
それは知らなかったです。
だとすると、たしかに出家しつつキリシタンであってもOKという風になりますね。
……イエズス会からすると、「ちょっと待て」と言われちゃうかもしれませんが^^;
有楽さん、私も「茶人として有名だけど、それだけ」みたいなイメージを抱いていました(笑)
しかし改めて書いてみると、この人なりに政治外交に絡んでいて、そして有為転変を見て経験していて……というところもあったんだなぁと思いました^^;
たしかに、こういう人も必要さと思います。
有楽町の話、私も作中で採り上げようかなと思って調べました。
単なる語呂合わせで、有楽は関係ないという話でしたが、もし有楽がホントに住んでいたら、なるほどお城に近いですね。
何だかんだいって、信雄の補佐や淀君の補佐で、徳川との交渉にあたってきたでしょうし、その辺りの積み重ねが評価された結果かもしれません。
信雄も、何だかんだ言って、信長の子としてはかなりの長寿で、しかも大名として残っているところが凄いと思います。
有楽も信雄も、戦国から太平にかけて、彼らなりに生き抜いた。
信長とはまたちがった意味で、これは凄いことなんじゃないかな、と書き終えて思いました^^;
ありがとうございました!
02 本能寺の記憶への応援コメント
拝読致しました。
天下で誰よりも一番に縁起でもないことを考える、それが天下人。そう言いきれる人物にこそ、上に立って貰いたいと思ってしまいます(^^;)
人を治めたいとも、現世の利益を追及したいとも思わず、月光に浮かぶ蝶に魅了されるようなご仁では、館で討死という壮烈な結末はなかなか似合いませんね(^_^;)
三十路半ばにして甥の陣営の調整役を担うあたり、苦労して生きてきたのかな、とも感じます。
そんな有楽さんの戦国暮らしはまだ続く、ですね。どんな生き方か、楽しみです!
作者からの返信
織田信忠さんは、拙作ではわりと覚悟が決まっているという設定なので、だからこんな奇禍に巻き込まれても恬淡と「縁起悪くても、それが天下人の仕事だから」と割り切ります^^;
こういう人ってあまりいませんから、貴重ですね。
一方で有楽さんは武士というより官僚的な側面が強かったと思いますし、何より文化人として生きていたいという欲求がありましたから、だから本能寺の変でも、生きようとして逃げたと思います。
信忠は天下人だし当主(家督は譲られていました)なので、これは覚悟を見せる立場だから、逃げなかったのでしょう。
……京雀からすると、その対比が「ウケる(笑)」と思われたのでは。
でも有楽さんは京雀の「さえずり」を気にせずに(気にしたかもしれませんが)、その後の人生をまっとうしたところが、逆に凄いと思います^^;
ありがとうございました。
02 本能寺の記憶への応援コメント
本能寺の後に、長益さんを担ごうという動きがないのは、やっぱり信忠付きだったからですかね。
三法師の後見人にもなっていないところが、また立場を物語っている気もします。
作者からの返信
長益さんは庶子だったから、他の織田家の御曹司とはレベルがちがったんでしょうね。
平手政秀の娘を娶ったあたりも、傅役として仕えてね、という意味なんでは。
あとは信雄さんがまだ生きているから、そりゃあ信雄さんの方へみんな集まると思いますし。有楽さん本人も(笑)
信忠は本能寺の変の時に、長益さんではなく、前田玄以に三法師のことを頼んでいるから、やっぱり長益さんはそういうところから埒外にいたんでしょう。
あの人たらしが取り込みに来なかったところも、それを証明していると思います^^;
ありがとうございました。
02 本能寺の記憶への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
真実はわかりませんが、有楽斎さんが信忠をそそのかして、自分だけ逃げた……より、本作で描かれたように、そのような風評を流された、の方がしっくりきますね(^◇^;)
この後も普通に逃げまくるんですけど、わざわざ引っ掻き回さないというか、己一人で完結した調整役という雰囲気があります。面白かったです。
作者からの返信
たぶん、実際は、そそのかしたというか、「もうヤバいよね」「ヤバいんじゃない?」というやり取りをして、信忠は覚悟完了して切腹しまい、長益は「あれ? 逃げられるんじゃね?」と気づいてスタコラサッサだったのでは^^;
……でも拙作では、何というか長益さんを淡泊な性格にしているので、よくわからないうちに逃げた、そして熱い風評被害を受けた、ということにしました^^;
「しっくりくる」と言われて、嬉しかったです。
その後も有楽さん、どちらかというと負け組の方の調整役を演じる人生がつづき、そしておっしゃるとおり、逃げまくります(笑)
でも、調整に努力しているし、危なくなったらそりゃ逃げるのは仕方ないから、あまり「逃げた奴」と言ってもなぁ……と思います^^;
ありがとうございました。
02 本能寺の記憶への応援コメント
他の作品と同じ時空なのかな?と、もし違ってもここでこうしている間に、あっちのあの人は……とかってにやにやしちゃいますねぇ。あなたのことです、神戸信孝さん。
信忠さんが自分が死んだら信雄のところに行って信孝は駄目よって、ウンソウダネって気持ちでいっぱいですねぇ。そしてあれこれ信忠さんが考えてくれたのに、逃げるのでいっぱいでよく覚えていない長益さん……(苦笑)勝手に怒ってくれる信雄さん。あ、でもこの人も長生きするんでしたっけ?(うろ覚え)
作者からの返信
何となく、おんなじような、ちがうような時空です^^;
まあ、史実ベースなので、同じっちゃあ同じですが。
神戸さん、例によって血気盛んなんで、やはり突っ走ります(笑)
だから信雄の方に行ってねというのは、私の創作です^^;
でも長益が逃げる時点で(史実では、一度、安土城に逃がれましたが、そこから逃げる時点で)、神戸さんは「自滅」していたので、選択肢は信雄一択だったりします(笑)
そんなわけで信雄さんのところに身を寄せた長益さんですが、信雄は信雄で自分勝手な面もあったりして(笑)苦労しています。
そしておっしゃるとおり、信雄さんは太閤相手にイキったりして改易を食らったりと、不良人生を突き進みますが、結局天寿を全うします。
信忠、信孝のことを考えると、破格の生き抜き方だと思います^^;
ありがとうございました。
01 尾張の思い出への応援コメント
信行さんが出てくるとなんだかしんみりしちゃいます……。有楽斎さん、上の兄さんたちとはけっこう歳が離れているんですね。なんかこうのらりくらりなイメージなので、少年時代は新鮮であります。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
信行さんの、兄弟たちと仲の良かった頃を描いてみたくって……^^;
有楽斎、信長・信行とは歳が離れていて、しかも庶子なんで、立場としては低かったと思います。
でも拙作ではそんなん関係なく、仲が良かったということで、こんなシーンにしました^^;
のらりくらりで多分合っていると思います(笑)
でもあんな天才の兄や秀才の兄に囲まれていたら、そんな風になっちゃうのでは^^;
ありがとうございました。
01 尾張の思い出への応援コメント
拝読致しました。
夜の月に浮かぶ蝶、この美を愛でる源五さん、獲物として捕らえる信長さん、己が益として取り込めないかを想い巡らせる信行さん。
それぞれ違うけど、それでも兄弟の会話、幼き日の思い出。
そこからの兄弟の亀裂、その結果。
最も繊細であろう源五さん、兄同士の相克を懸念しわだかまる日々。
でも大丈夫、と言ってあげたい。
きっと君の兄は生きているさ!
その名もテンカイショウニ……テンカイ……テンカ……天下一武闘会に出場して!(違
いや、名前は出せなくとも、きっとねぇ(*´▽`*)
作者からの返信
蝶をめぐる三兄弟の、それぞれの心、それぞれの動き。
それで源五、信長、信行の三人のキャラを端的に表せないかな、という作者のたくらみです(笑)
あとは、仲の良かった頃を描いてみたかったので^^;
しかしそんな仲の良かった兄弟も、「戦国」という時代に呑み込まれ……まずは信行から退場。
退場して、ちがう役で登場しているかもしれませんが(笑)、そうだとしても源五にはバラさないようにしているでしょうね^^;
そして天下一武道会で、シェンさんと名乗って出場を……(オイ
ありがとうございました!
01 尾張の思い出への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
この物語は、過去作の『輿乗の敵』と同時空なのかな?
信長さんの描かれ方は、どちらかというと短編の方に近い印象ですが……。
長益さんは、織田家の栄枯盛衰を見守り、血を残したという意味で貴重な人物ですよね。隣で蹴鞠持った人が頷いてそうw
楽しみです。面白かったです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
いちおう、「輿乗の敵」と似てるけどちがう時空です^^;
尾張弁全開の信長も書いてみたかったので、その辺、ちょっとちがう時空なんです(笑)
なので、短編の方に近い感じになっていると思います。
長益さん、よりによって織田家に生まれたばっかりに、いろいろと目の当たりにして生きて来たイメージです。
特に本能寺の現場(の近く)にいたのが凄い。
……そして最後は、某今川って人と一緒に、江戸城に出仕してたんでしょうね(笑)
意外と仲良かったりして(笑)
しかしおっしゃるとおり、織田家と今川家って、この人たちが次代へ繋げたんですよね~^^;
ありがとうございました。
01 尾張の思い出への応援コメント
この方の事は全然知りませんでした……!!
随分風流な方と見受けられます。
信行兄さんは四谷軒様の作品から、まじめで結構いい人のイメージなんですが、蝶を百舌鳥のエサにしちゃおうだなんて、さすが百舌鳥オタクですね!
作者からの返信
どちらかというと文化系の人で、あまり政治とかにはからんでこない、あるいはからんでいても目立たないので、知られていないと思います^^;
利休の一番弟子といってもいいぐらいのポジらしいので、その辺からキャラを作りました(笑)
信行兄さん、おっしゃるとおり、生真面目な人なんですが、さすがに仲の良い兄弟たちの前では、こんな冗談も言っちゃうお茶目さんという設定です。
でも百舌鳥オタクは百舌鳥オタクでしょうね……鳥の方がカワイイと思っていそう(笑)
ありがとうございました。
03 如庵の回想への応援コメント
美しい小品でした。
よくできた茶道具のようで、有楽さんに似合ってます。最後に兄弟の笑顔が浮かぶのも、ほっとしますね。
なんだかんだ言って泰平の世が一番だと、生き残った二人は思うことでしょう。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
実はこの如庵という茶室を、描いてみたかったのです。
そしてその作り手である如庵・有楽を……。
そのため、美しい小品、よくできた茶道具のようというお言葉、まことに痛み入ります。
信長や信忠に気を遣ってもらい、生き抜いた有楽。
最後の最後には、信雄とも和解し、おっしゃるとおり、泰平の世を楽しんで生きていたことでしょう……。
ありがとうございました。