第5話 ギャルがただただ添い寝して癒すだけ
真理愛の声の向き:正面 距離:普通
「さっきはありがと」
「雨も弱くなったし、雷も落ちてこなくなったからもう平気だよ」//少し震える声
一拍置いて
「そうだね。もう夜も深くなったし、そろそろ寝よう」
少し間が空く
「あ、あの」//少し恥ずかしそうに
「おにーさん」
一拍置いて
「じ、実はね。まだ少し怖くて」
「一人で眠れそうにないの」//恥ずかしそうに
「おにーさんには迷惑かもしれないけど」
「お願い」
「今日だけ、一緒のベッドで寝ていい?」//少し甘えるように
一拍置いて
「も、もちろん変な目的じゃなくて」//少し動揺しているように
「おにーさんと一緒なら安心できるから」
「ホントにそれだけだから」//少し切実そうに
一拍置いて
「よかったー」//安心そうな感じで
「もし断られたらどうしようって思った」
「雷が怖くて眠れなかったかも」
一拍置いて
「……」//少し不満そうな吐息
「子供っぽいところもあるって、それ褒めてないでしょ」//不満そうに
一拍置いて
「でも、一緒にいてくれるのは助かるよ。ありがと」//少し感謝の念の籠った感じで
//SE ベッドに腰かける音
「それじゃあ、夜も遅いし、寝よう。おにーさん」
//SE ベッドの掛け布団がすれる音
「それじゃあ、お休み、おにーさん」
一拍置いて
//SE 部屋の照明を切る音
一拍置いて
//SE 掛け布団を体にかけて布がすれる音
真理愛の声の向き:右 距離:とても近い
「今更だけど、ありがとね」//感謝の念たっぷりに
「お仕事で疲れてるのに、そばにいてくれて」
「ホントに頼もしかったよ」
「おにーさんはいつも居候のあたしに気を遣ってくれる」
「今日、プレゼントしてくれてうれしかった」
「けどあたしはそれ以上のものをおにーさんからもらってるよ」
小さな吐息:ゆっくりと約十回繰り返し
//SE 寝返りでシーツがこすれる音
真理愛の声の向き:左 距離:とても近い
「もう寝ちゃった?」とても小さい囁き声
少しの間が空く
「そうだよね。おにーさんはお仕事で疲れてるんだよね」
「もう寝ちゃってもおかしくないよね」//少し安心したように
小さな吐息:五、六回繰り返し
「いつもありがと」//囁き声で
「あたしが困ってたらいつも助けてくれる」
「あたしはその恩返しがしたいだけなんだよ」//優しい囁き声で
「まだお返ししきれないや」
「……」//小さく嬉しそうな吐息
「けど、今度はちゃんとしたお返しをしてあげるね」//囁き声で嬉しそうに
「ホントにありがと」
「……」//嬉しそうな吐息
一拍置いて
「ふあ~」//眠そうなあくび
「おにーさんの寝息聞いてたら、あたしも眠たくなっちゃった」//眠そうな感じ
「あたしも寝よう」
//SE シーツがすれる音
「お休みなさい」//優しく囁く
「大好きだよ。おにーさん」
小さな吐息の繰り返し:約二十回
吐息から寝息に変わっていく
「……」//小さく漏れる声
「……おにーさん」//小さく囁く声
「……だいすき」呂律が甘く囁くような小声
小さな寝息の繰り返し:約二十回
少しの間
//SE 目覚ましのアラーム音
「……」寝起きの吐息
真理愛の声の向き:右 距離:近い
「ふあ~」//あくびをこぼす声
//SE アラームの音が止まる
「朝か~」呂律が甘い感じで
少しの間
「……」嬉しそうな吐息
「おにーさん。眠ってる時の顔、無防備でかわいい」//嬉しそうに
「あとちょっとだけ見ててもバチは当たらないよね」
「……」//嬉しそうな吐息
「いつまでも見てたいな~」
「そう言えば、今日っておにーさん。休日だったよね」
「じゃあ、もう少しだけ休まれてあげてもいいかな」
「そう、これはおにーさんの疲れを取ってあげるため」
「あたしがおにーさんの寝顔を堪能したいわけじゃない」//言い聞かせるように
「だからもうちょとだけゆっくりしてていいよ」
少しの間が空く
「……」少し楽しそうに笑みをこぼす
「ホントに疲れてだんだね」
「こんなに気持ちよく寝てたら起こすのも申し訳なく感じちゃうな」
「だけど、眠りすぎても疲れるって聞くし」
「さすがに起こしてあげようかな」//少し惜しむ感じで
//SE 真理愛が起き上がってシーツがこすれる音
「おにーさん。朝だよ~」
//SE 聞き手の体がゆすられる音
「もう朝だよ~。早く起きて~」
少しの間が空く
「あ、やっと起きたね」
一拍置いて
「おにーさん。おはよ」//幸せそうに
社会人に優しいギャルに癒されるだけの時間 ~二人暮らしの従妹ギャルとの癒され生活~ 中野砥石 @486946
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