第3話

太陽たえきが別れた後に、せいの方に振り向いたゆえは、静かな声で語り出す。


「それでは、せいさん、お話があります。」

「なんだよゆえ。」

「アナタはどうして、私たちのジャマをするのですか?」

「…ジャマって…どこかだよ…。」


「まず、私と太陽たえきさんの逢瀬をジャマしてるではありませんか。」

「ジャマはしてないと思うぞ。太陽たえきっちに誘われて、ココにいたんだしな。」

「それなら、2人っきりにしてくれても良かったではありませんか。」

「まぁ、そう言うなよ。たまに、2人っきりにしてやってるんだしさ、時には、3人でお茶をしてても良いだろ。」


せいのはぐらかした言動に、若干頬を膨らませたゆえ

「やはり、せいさんは、太陽たえきさんの事が…「オイ、何勘違いしてんだよ。」…違うのですか?」

「ハァこの子は…、俺はあいつの友人だぞ。」

タメ息が止まらないせい

「それに、俺にはちゃんと好きな人がいるからな。」

と、釘を刺すことも忘れずに行った。


「後な、あいつが返事を断ってるのは、家の問題もあるんだよ。」

そう、それが2…2人の親の会社が敵対関係のライバル企業であること。

そのため、結ばれる事が難しいのであった。

「まぁ、あれだ、頑張れよ。」

そう言って別れたのであった。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

                (完)

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朝と夜のイタズラ 篝火 @ezweb

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