第2話

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ゆえさん、ボクはもっと料理を作りたいと思うので、恋愛に現を抜かしたくないです。だから、『ごめんなさい』。」

と謝りだした。


「そんな、私は太陽たえきさんのお嫁さんにしてくれないのですか?」

「ちょっと待ってください、今の会話は、付き合うか合わないかですよね?」

「何故、いきなり結婚の話しに持っていかれたのでしょう?」

ゆえの一言に太陽たえきは若干の苦笑いを含めて、語る。


「何か、オカシイですか?太陽たえきさんは、私の大事な人で、私は太陽たえきさんの彼女…つまり、婚約者なのです。」

「まーた、ゆえっちが変な事を言ってるな。」


そこに現れたのは、太陽たえきの友人の1人、せいだ。

「まず、太陽たえきっちは、誰とも付き合ってないし、ゆえっちの彼氏でもない。」

太陽たえきっちは、料理に真面目に取り組みたいから、誰かと付き合うことはないって、言ってるじゃん。」


「なに、せいさんには関係無いことです。それとも、せいさんは、太陽たえきさんの事を好いているのですか?」

「待て待て!太陽たえきっちと俺は友人だぞ。さらに、男同士だ!!!」


「あら、『愛』に性別は関係無いことですよ。」

そして、今まで黙っていた太陽たえきは、引いた感じでせいを見て。

せいまさか君にそんな性癖があった何で…これからの付き合い方を考えないといけないな…。」

「待て待て!太陽たえきっちもゆえっちの言葉に乗らなくて良いから!!」

それで、笑いが起こりせいの『ハァー、太陽たえきっちってなんでこんなときに、ゆえっちの話しにのるのかなー。』と、盛大なタメ息と共に呟いた。

それから30分程たち、太陽たえきの予定があるということで、その日はお開きになった。


「じゃあ2人共、また明日ね。」

太陽たえきさん、また明日よろしくお願いいたします。」

太陽たえきっち、またなー。」


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