朝と夜のイタズラ

篝火

第1話

これは、互いに求めて止まない2人の話…


太陽たえきさん…好きです」

突然やって来て、そう答えた女性は『ゆえ』。

2人は幼馴染みだが、彼らは運命さだめを持つ…に、2人は正反対の性格だからだ。


ゆえさん、いきなり言われても困ります。ボク達は、会って間もない関係です、ボクはアナタの事を何にも知らない、アナタもボクの事を何も知らない。」

「えぇ、えぇ、確かにそうです。ですが…私は、初めて太陽たえきさんを見た時に『この人だ!!!』と感じましたよ。」


噛み合っているようで噛み合わない2人の会話、ここで2人の事を簡単に話そうと思う。


太陽たえき…落ち着いた性格で令息、主に、料理の勉強をしている普通の男子。

ゆえ以外の友人がいる。


ゆえ…猪突猛進な性格で令嬢、主に身体を動かすのが好きで、その中でも走るのが1番好きな普通の女子。

絶賛太陽たえきに告白中。


こんな感じだろうか。太陽たえきは、ゆえのことを嫌いではないが、苦手としている部分もあるように感じる。

ゆえは言わずもがなな状態、2人が知り合ったのは小学生の時、そして、現在、高校生であるのに、未だに会って間もないと考える太陽たえきは、不思議くんなのかと、疑わしい…。


「それにですね。太陽たえきさん、知らないなら、これから知っていけば良いのですよ。私は、太陽たえきさんの事をもっと知りたいと思っています。」

訂正、若干ストーカー気質を持っている普通の女子。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

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