地の文が美しくて綺麗で透明感があって、とにかく素敵です。特に水中での表現は群を抜いて美しく、まるで自分も冷たい水の中を潜っているかのような、すっきりとした読後感がありました。この短い文字数の中に青春がぎゅっと凝縮されていて、とてもリアルで自然体な恋愛小説だと感じました。作品としては女性主人公のストーリーですが、男性の方にもオススメです!
まるで何処かにあるかもしれない青春を切り抜いてきたかのようにも感じることができる作品。それほどまでにリアルな質感。心の距離感を表現する力に脱帽です。理屈では無く、心を焦がす感情には逆らうことはできない。ただその感情をどうしていくのか。どう向き合っていくのかに焦点が当たっており、そこで二人が交わっていく。ラストの終わり方も満足感たっぷりの作品でした。気になった方は是非一読ください。
とにかく泳ぐいでるときの、かんかくをこんなに見事に文章にできるなんてびっくりしました⭐︎水に魅入られた男女の恋愛にすっごいときめきました⭐︎たぐいまれなる才能⭐︎そして豊かな感性にきゅんでした⭐︎
短い中で、しかしはっきりとそう言えます。キャッチコピーにあるアイディアから紡ぎ出される、ストーリーラインが素晴らしいです。しかし一番面白いのは最後ですよ、最後。ほら、この勝負。どっちが勝ったと思いますか?読んでください。ちょっとさらっと4000字。大丈夫、読みやすくてすぐ済みますから。私の感じたぞわぞわとした期待感を、共有してほしいです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(296文字)
天井萌花さんの新作でこの先の展開が楽しみで更新されるのがワクワクが止まらないです!