一
いい天気の日だった。冬の気温が低い日ではあるが風はなく太陽の光が温かい。
いつものように仕事をしていた私たちだったがその日の仕事の終わりはいつもとは違っていた。
社長が亡くなったのだ。仕事中の事故だった。
社長の葬儀が終わり少し経った頃、猫の話になった。社長の家には先住の猫と引き取った黒猫がおり家族の方は先住の猫はおとなしくて飼えるが黒猫はいたずらをするから飼えないので私に飼ってほしいとのことだった。
家に連れ帰ると先住の猫は目を丸くして驚いていたが喧嘩をすることもなく一緒に寝ていた先住の犬は「またなんか連れてきたな。」という風に横目で見ているだけだった。というのも私はちょこちょこ動物を拾っていたので先住犬は慣れたものだった。
それから珍妙なジト目で低い声の猫とぼーっとしている適当な男の日々が始まった。
視聴者と猫 @shichousya0719
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