視聴者と猫
@shichousya0719
8年前
夏の繁忙期が過ぎ秋になった頃、職場の先輩から「○○、猫拾った。」と言われた。
その猫はどうやら2か月ほどの黒猫らしい。
私の職場は社長宅兼事務所の小さな会社だった。仕事が終わると社長宅にあるたまり場のような場所でだらだらと話をして帰路に着くのが日課だった。
その日は猫のことが話題になり、先輩の家では飼えないため誰か飼えないか?とのことだった。
そこで猫を飼っている社長と私の名が挙がったが私の家では猫のほかにも大きな犬、フェレットを飼っていたため、これ以上は飼えそうにないということもあり社長の家で引き取ることになった。
先輩はそう決まってからすぐに私を連れ家まで猫を迎えに行った。
その子猫は風邪を引いているらしく初めに見た印象は鼻水の垂れたぼさぼさの猫だった。
社長に引き取られた猫はすぐに病院に連れていかれ風邪は治ったようだったが軽い鼻炎は残るということだった。
それからは仕事終わりにちょこちょこ子猫がたまり場へ顔をだし子猫と遊んでから帰路に着くことが増えていった。
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