第85話 モンスターVSモンスター!?

「そいつには短剣が刺さっているはずだから、後で回収する。下手に爆散させたりとかするなよ。爆散されて肉片になられたら、あの短剣が何処に言ったのかわからなくなるからな。」


「しゃーねーな…報酬はそうだな…あいつのテイムしているモンスターにでもしようかな?あの二体を見ていたが、相当強そうだ…しかも一体はツインヘッドだ。あれほどレアなゴーレムはいないだろうな。」


「そんなに希少価値がわかってるんだったら、俺によこせって言ってるんだ。お前にはあのモンスター共は似合わねぇよ!!」


「だったらお前一人で戦え。俺は手をかさないからな。」


「ちっ…とにかくだ。あいつを殺さなければ報酬だ何だも意味がなくなる。まずはそこまで手伝え。その後で要相談だ。それでいいな?」


「…しょうがない。今はそれで納得してやるよ。それでこの霧をどうするつもりなんだ?あのモンスター共には影響がないはずだから、こちらが非常に不利だ。それに継続ダメージもあるみたいだが…」


「そこについては全く問題ない。俺にまかせてくれ。」











霧を挟んでいるからか、相手が何を話しているのか若干聞き取りづらかった。そもそも負けるつもりはない!!


「アロン!!ある程度収束させた衝撃波を乱射しておいて!!ルージュはそれに槍で混ぜておいて!!やりだったら貫通能力も高いし、うまく行けばそれが突破口になるかもしれない!!」


『わかりました!!一m程度に収束させると、ダメージを与えることが出来てなおかつ臓器にも多大なダメージを与えられると思います!!これなら効果的に制圧することも可能かと思われます!!』


「わかった!!その方針で頼んだ!!ルージュはこの霧の生産と同時にやることになるから無理はしないでくれ。肝心な所で倒れたりでもしたら大変だからな。」


ルージュにはこの霧を生産してもらって、継続ダメージを与えることに重みをおいてもらおう。ダメージ自体は相当入りやすいからあまり心配しなくてもいいんだけど…


「それ以外にもあいつらがテイムしているモンスターが気になる。」


『確かに気になります…どんなモンスターをテイムしているのでしょうか?』


俺とアロンが霧の向こうにいる男二人を観察していると、周囲の霧がどんどん吸われている感覚があった。


「ルージュ!!一度霧の生産を止めて、モンスターに攻撃!!アロンも最大火力で向かい撃ってくれ!!」


『わかりました!!』


アロンの攻撃は衝撃波を用いた遠距離戦と、槍を使用した近距離戦だ。この場では衝撃波を用いた遠距離戦がもっとも適しているだろう。


ルージュは幻影魔法を使った、中遠距離戦が最も得意だからこの場でもダメージディーラーとして活躍してくれるだろう…


アロンの攻撃とルージュの攻撃は、全てモンスターにヒットしたようで大きな音があたりに響いた。しかし、そのモンスターはアロンとルージュの攻撃を受けてなお立っていたのだ。まるでダメージなど最初から受けていなかったかのように…


「アロン!!ルージュ!!敵の行動をよく観察して、動いてくれ!!下手に攻撃を仕掛けると体力を消耗するだけだから、攻撃の回数を減らして!!」















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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889

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