第79話 こんな簡単に倒せるものなの…?

アロンとルージュの活躍によっていとも簡単にドラゴンを倒すことが出来てしまった。俺はその事にびっくりしながらもドラゴンが倒れた後に残っていたアイテムを回収していた。


ドラゴンが落としたアイテムは非常に強力なものが多かった。簡単に鑑定をした所、具体的な使い方は分からない物の、色々有用なアイテムだったようだ。正確な使い方を理解してからじゃなければ、正しい効果を得ることは出来ないが強引に使っても問題なく効果を引き出せることが可能なものらしい。


しかも強引に使って引き出せる効果は、自身の戦闘時にステータスを強化するというものだ。簡単に言えばドラゴンが持つスキルの中には『剛体』と呼ばれるスキルや、『燃え盛る体』というものがある。


剛体というスキルは、単純に常時ダメージを減少させるという効果だが、その効果以外にもステータスを強化することも可能だ。そして燃え盛る体というスキルは、体温が上昇すればするほど、自身に全ての耐性を付与していくというものだ。


ドラゴンの中でも炎系統に属するドラゴンがこのスキルを持っていることが多く、このスキルを持っていないドラゴンと持っているドラゴンでは戦闘能力が大きく変わるそうだ。


しかも体温が上昇すればするほどという条件なため、炎系統のドラゴンであれば簡単に達成することが出来る条件なのも魅力的だ。ドラゴンではないため、正確な情報を掴むことは出来なかったが、ここだけでも十分な収穫だな…


そしてここで引きかえしても良かったのだが、アロンと話し合った結果更に奥に進んでいくことになった。


「なぁ…この火山地帯を抜けなくちゃいけないのか?なかなかに厳しいと思うんだけど…」


『では飛んでいきましょうか?ドラゴンが襲ったりしてこない限り空中は安全だと思いますけど…』


「じゃあお願いしようかな。ドラゴンが来そうだったらすぐに下に移動すればいいし!!」


『わかりました…ですが周囲の警戒を怠らないでくださいね?例えドラゴンが接近してなくても、遠距離からブレスを図れたりすれば私だってただではすみません…それこそ主様を落とさないように細心の注意をはらいますけど、ブレスの衝撃で難しいかもしれません…』


「大丈夫だよ…ブレスをつかわれたら、一撃なら完全に防げると思うし、ルージュの力を使えば数発はしのげると思うよ。」


今のアロンは頭が3つあるゴーレムとほぼ同じようなものだ。一つ一つが完全に自立していて、攻撃するときの補助にもなったりする。


これは一時的なものだが、ルージュにはこれからも憑依してもらったほうが良いだろうな…ルージュが憑依している状態だったらいろんな能力も使えるし、なによりも飛べるようになるからね…


今のアロンじゃ空を飛ぶことは出来ないから、ルージュの力が手に入って本当に良かった…現にこうやって助かってるしね?


俺はそう思いながらアロンに次の指示を出した…次にしなければいけないことと言えば、この火山地帯をどれだけ早く抜けられるかだ。



















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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

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新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889

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