第77話 不審な人物との遭遇

俺とアロンは次の階層へと進んでいった。次の階層は本来のダンジョンと同じ火山地帯を表しているようだった。このダンジョンのボスに何があったのかはしらないけど、ろくなことがあったとは思えない…


ダンジョンのボスには対話が可能な者もいるため、対話して戦闘を回避しつつダンジョンを攻略することも出来るのだ。


俺はダンジョンのボスとは戦闘して勝つことが出来る自信はないため、アロンやルージュに戦闘を任せる他無い。


そして俺はこの火山地帯を表しているような階層で、ようやく一つ発見した。それは…モンスターの存在だった。


俺が予想していた通り、ドラゴン系のモンスターがこちらに向かってきているようだった。ドラゴン系のモンスターは総じて強さが他のモンスターに比べて段違いに高いから、気をつけなければ…


「アロン!!前面に展開して!!ルージュは憑依した状態で構わないから、出来る限りのサポートをしてくれ!!」


これはついこの前判明したことだが、ルージュは憑依している状態でも魔法を一部発動することが出来るらしい。通常よりも威力が落ちたり、発射速度が落ちたりするなど弊害があるものの、単純火力は相当上がるだろう。


威力が落ちてしまうのはしょうがないと考えれば、むしろ戦力が増えたと考えても良いのかもしれない…加えて、ルージュが憑依している間はアロンの耐性も強化されるらしいのだ。


簡単にいえば、物理耐性が高く魔法にもある程度耐性を持っているアロンだが、ルージュが憑依している間は、攻撃力も上がり物理耐性が更に高くなり魔法にも高い耐性を持つようになるのだ。


アロンの高い物理耐性を貫けるほどのたかい攻撃力を持つモンスターは少ないだろうし、魔法耐性も貫けるモンスターは限られてくるだろう…加えて物理攻撃に対しては完璧に対処することが出来るようになってからはアロンも劇的に強くなったように感じる。


物理攻撃に対しては元々強い耐性を持っていたが、ルージュが憑依してからはそれが顕著になってきた。


ルージュが憑依してからというもの更に強い耐性を持ち、半無双状態に近くなってきてはいるものの、完璧ではない。攻撃力は高いし防御力が高くても一定数それらを完封する存在が居るのだ。


そういった存在も全て対処できるようになってこそ、強くなったと言えるのではないだろうか?


それに状態異常に対してはまだまだ耐性が低いから運が悪ければ簡単にやられてしまうだろう…麻痺や毒など、ゴーレムには殆ど効かないが火傷など一定数力を発揮する状態異常も存在しているのだ。


状態異常を司るモンスターが現れて、アロンに対して何度もそういった行動をしてしまえばアロンとて厳しいかもしれない…そういった所に注意しながら戦っていかないとな…


「よし…あのモンスターを倒すぞ。」


『もちろんです!!ルージュも援護を頼みます!!』


ルージュとアロンは互いに支え合って戦うことが出来るみたいだ…最初はもしかしたらお互いに合わないかもしれないと心配していたけど杞憂だったみたいだ…




























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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

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新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889

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