第28話 新たな女神の下で…

女神となったユキと助手のリョウは持ってる力で死者の世界を統治する


他の種族の神様達と交流して情報交換したりしていた


すると他の種族でも同じような事が起こっているらしい


神の世代交代はあらゆる種族で起こっていたのだ



リンダリアやダイダロスもその事を知らされる事になる



「変革の時期という事なのかしら?」


「そうなのかもしれないね…だとすると新たな法律や制限が設けられる可能性も出てくるね」



「逆じゃ無いかしら?今よりも自由度が増しそうだけど?」



そう言ったのはニルヴァーナだった


「それまでタブー視されていた事が出来るようになるかもしれぬな」


リンスロットも同感だと言わんばかりにそう言った


以前は生まれ変わる時期を選べない場合が多かったが、これからは何年後か選べるようになるかもしれないのだという


「基本的な事は変わらずそこだけ緩和されるだろうね」


「だとすると時代によって産まれる人数が乱高下するって事よね?それって大丈夫なの?」


「沢山死人が出た場合は生まれ変わる人が増える事もあるだろう…それは今までとあまり変化は無いんだ…ただそれが希望制になるだけかな?」





「この場所も無限に死者を受け入れられる訳では無いんだ…」



「そりゃそうよね…出なきゃバランスが取れないわ」



「ただその世界が滅亡する時は別の世界に送り込む事になるよ…」



「え?」



「尋と諭もその恩恵だとも取れるかも…」



「それって地球が滅亡するかもしれないって事?」



「…」



「否定は出来ない…あれだけ戦争があらゆる場所で起こっているのだから…」



「止められないの?」



「さぁ…地球人がエゴを捨ててくれれば…自然と共闘してくれさえすれば免れるかもしれないけどね」



この会話は誰と誰が交わしているのか…



ただ…その様子をジッと観察している者が居る



あらゆる世界の誕生と消滅を見続ける何者か…



この物語は夢物語か?現実とリンクしているのか?



物語の中の事が何処かで起こっていないとは決して言えないのだ



全ては神のみぞ知ると言う事だろうか…




真実を知る者はいない

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死者の日常 みゅうた @tomrina

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