第9話 エピローグ

入り混じった、好きというそれぞれの感情。


新幹線では、先生が私達の席を一列に決めた。

凛、私、結菜、薫の順で。


皆静かに座っていた。


ふと気付くと、凛の右手が私の左手にそっと触れていた。

そして、凛がこそこそと私に内緒話をした。


「荷物持って自宅に帰ったら、私の家においでよ。大丈夫、そういう意味じゃないから。漫画とかゲームとか色々あるよ。」


懲りてない人が一人いる。

いや、私も懲りてないか。


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卒業旅行ハーレム milly@酒 @millymilly

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