第3話 そうだったね、
「覚悟してね。寝かさないから」
と言っていた美緒は、もう寝ている。まず、生きている時から、朝型だった彼女が起きていれるわけがない。家に着いたのが、22時で、その時点で起きていたことが、奇跡だ。どれだけ、どんな気持ちで、どんだけ睡魔と戦い、待ってくれていたかと思うと、にやけてしまう。
隣で幸せそうに眠る美緒の頬を撫でる。
触れたくても、触れても、温度は感じられない。
頭では分かっていたことを、実際経験してみると、本当に
死んでしまった
と思わざるを得ない心の状態になる。
『もう、戻ってきてくれないんだね。』
――あとがき――
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ツンデレ幽霊は、寝かさない!! 晶の華 @yakan20
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