伝説のマッパー
碧月 葉
Follow the map of your heart.
タブレット《石版》に地図が描かれていく。
只の地図じゃない。
一面の花畑を幻想的な緑の森を、虹の谷を。
鳥の歌も川のせせらぎも子どもの笑い声も。
遠く離れた人々へ世界を伝える魔法の地図。
「師匠、これはいつ完成します?」
「うーん、終わんねぇな」
「そのうち死んじゃいますよ」
「お前がいるだろ」
「ひとりじゃ迷います」
師匠は僕の左胸をつついた。
「そんときゃ、
「これこそ、いつ完成するか……」
「お前なら描けるさ、でけぇ地図がな」
師匠はニカッと笑った。
—— and to legend.
伝説のマッパー 碧月 葉 @momobeko
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます