二人の交流が優しくあたたかに書かれた素敵なお話です!

魔力を持たない事で継母達に虐げられていた、ディアマン王国の王女であるオフィーリア。
彼女はある日、人間と敵対しているヴァンパイアとの和平の為に捧げられる贄姫として、ヴァンパイアの王クリストファーの元に嫁ぐ事になります。
冷酷無慈悲なヴァンパイアの王と言われていたクリストファーの元で、彼やヴァンパイアの事を知っていくオフィーリアは、今までより穏やかな時間を過ごし、次第に彼との距離を縮めていきます。

ヴァンパイアと人間との対立というと怖いイメージもあるかもしれませんが、こちらのお話はとても優しくてあたたかみのあるお話だと思いました。
特にオフィーリアとクリストファーの二人が互いを知って距離を縮めていく過程や、二人のやりとりがとてもほんわりとしていて可愛らしく、本当に素敵です。
勿論、二人が巻き込まれていく大きな問題にハラハラしてしまう所もあり、最後まで二人がどうなってしまうのだろうと思いながら読んでいました。
是非最後まで二人の行く末を読んでみて欲しい素敵なお話です!

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