第8話 ティビドー家のガンボ
お友達のナンシーはルイジアナの出身です。ルイジアナってケイジャンフードが有名なんです。
そもそも、ケイジャン、ってなに?
黒コショウ、パプリカ、カイエンペッパー、ガーリックパウダー、オニオンパウダー、パセリ、タイムを混ぜたスパイスで味付けされた料理なんです。
その中でも有名なのがケイジャンチキン、ケイジャンポテト、ガンボ、ビスク、ジャンバラヤ、とかですね。
揃えられそうな材料で書いておきますので、よかったら挑戦してみてください
(材料)
チキン 500g(わたしは手羽中、手羽元を使います。出汁が出るので)
ソーセージ 500g(本場ではAndouillという種類の少し唐辛子のきいたものを使います。もしくはスモークソーセージ。なかったらふつうのでだいじょうぶ)
小麦粉 50g
油 大さじ1~
お湯+ブイヨン2個くらい?
にんにく 2かけ
玉ねぎ大 1こ
パプリカ(緑がいいけど、別の色でも可) 1こ
ねぎ 大2本
セロリ 3本
パセリ 1/2カップ
タイム 3枝(なければドライのもの小さじ1)
マスタード 小さじ1(粉でも。辛さが気にならなければ日本のものでも)
パプリカパウダー 小さじ1/2
塩、黒コショウ 少々
カイエンペッパー(辛いのが苦手な人はなしで) 小さじ1/2
ご飯(炊いておく) 白米でも玄米でもいいですが、うちは玄米使用。
① チキン(手羽でない場合は切っておく)とソーセージ(食べやすい大きさに切っておく)を少なめの油でいため、表面に色を付け、別皿に取り出しておきます
② 「ルー(Roux)」を作ります。①を取り出した後の油で小麦粉を入れて、茶色くなるまで炒めます。
本当はカレールーぐらいの濃さまで炒めると香ばしくておいしくなりますが、家の中がモクモクになるので、わたしは合わせみそぐらいの色で止めておきます。炒め終わったルーはとても熱く、フライパンの上に置いているとどんどん火が入ってしまうので、好みの色の手前で止めてフライパンの余熱で火を通すか、好みの色で止めて、すぐに別皿に移すことをお勧めします。
本場のレシピだとたっぷりの油で作るのですが、それだとリッチすぎて食べられないので、ここでは小麦粉をスムーズに炒められるだけの量だけでやっています。ぽろぽろでも使えますが、私はやはり、みそぐらいの硬さになるくらいの油は使います。
③大鍋に半分くらいの量のお湯を沸かし、ブイヨンを入れておきます。私はいつも、野菜のゆで汁やサラダチキンを作った後に出る汁をためておいて、それをお湯+ブイヨンの代わりに使っています。
④鍋に火をかけながら、ニンニクから順に鍋に入れていきます。ここで重要なのは、にんにくを入れてから玉ねぎを切り始め、投入。玉ねぎを切った後にパプリカを切って投入、という感じで、時間差で入れていくことだそうです。
⑤マスタードまで入れ終わったら、①を投入。
⑥弱火~中火にかけてチキンに火を通す。その後に、②で作ったルーを投入。たくさん入れれば香ばしく、どろっとした仕上がりに。サラッとした方が良ければ少なめに。
⑦残りのシーズニングを入れ、塩やブイヨンで味を調えます。
➇炊いたご飯の上にかけて召し上がれ!
結構面倒くさいですよねー。なので、うちもめったに作りません。でも作ってしまうと、大鍋があっという間に空になります。作り過ぎたら冷凍保存もできます。
あと、ブイヨンですが、チキンか野菜のブイヨンがいいと思います。さらに、エビなんかを入れるとさらにルイジアナっぽいです。
https://kakuyomu.jp/users/Tsukimorioto/news/16817330663605015651
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