第166話
「…聞こうとしても無駄だぞ?」
「いやいや…だって絶対なにかあったって顔をしてるんだもん。気になってしょうがないよ!!もしかして大きい荷物を持ってたおばあちゃんを助けてたとか?」
「んなわけ…いやおばあちゃんを助けないってわけじゃないからな?そういう目を向けるのは止めてくれ…困っている人がいたら俺だったら助けるからな?少なくとも無視をするようなやつではないからな?」
「あはは…もちろん分かってるよ。ちょっとからかっただけさ…それよりも、本当の所どうなんだよ。俺には隠さずに教えてくれたって良いじゃないか。」
「…だって他の人に話す可能性あるじゃん?」
「それじゃあ他の人に話すことができない内容って解釈で合ってる?」
「う〜ん…そういうわけでもないんだけど…」
「だったら教えてくれたって良いだろう?教えてくれないと俺悲しくなっちゃうよ…」
「鏡夜が悲しくなる分には特に問題はないから、別にいいかな〜」
「そんなに隠すことってなんだよ…別に教えてくれたって良いじゃないか…」
「はぁ…わかったよ。ちょっとついてきて。」
「やっぱり話がわかるね!!それでそれで?どうして遅刻してきたんだよ〜」
俺は鏡夜がなにか企んでいるのではないかと思ったが、それが俺に害を与える可能性はないと思い話をすることにしたのだ。もちろん鏡夜が他の人に話たりする可能性もあるけど…まぁその時はその時だ。というか鏡夜には話す人がいないんじゃ…
「ねぇ今すごい失礼なこと考えてなかった?」
「そんなわけ無いじゃないか。俺と鏡夜はともだちだろう?友達のことを疑うなんて、鏡夜こそ酷いじゃないか。そんなんだと教えないぞ?」
「ごめんって…それでどうしてこんなところまで来たんだ?」
「ここまで来たのは、他の人に話を聞かれないようにするためだよ。それじゃあ俺が今日遅刻してきた理由を教えてあげようじゃないか…俺が今日遅刻してきた理由は、いつも以上に歩く速度を落として登校したからでした!!」
嘘を言ってるわけじゃないし、なにか問題があるというわけでもない。まぁ生徒会長と話してたっていうのはあっちも秘密にしてくれるだろうから、特段気にする必要はないだろう。それよりもこいつのほうが重要だ…これで納得してくれると嬉しいんだけど…
「へぇ〜でもさ、いつも早くに学校に来てるよね?少なくとも俺が学校に来るときには必ず教室にいるし、どれだけ歩く速度を遅くしたとしても問題なく学校に来れるんじゃない?」
「意外とそんなこと無いぞ?結構距離があるから、歩いてきたりすると意外と時間がかかるからね…いつもは自転車を使っているんだけど、今日は歩きの気分だったんだよね…」
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
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