第165話
「はぁ…まぁ良いわ。とりあえず席に座って頂戴。授業については、とりあえず後でなんとかするわ。貴方専用で課題を作ってもいいし、補修を組んでも良いしどちらでも良いわよ?どっちが良い?」
「そうですね…とりあえず課題の方でよろしくお願いします。補修を組むとなると時間がかかってしょうがないので…先生も補修よりかは、課題のほうが楽でいいんじゃないですか?」
「あのねぇ…課題を作るのだって楽じゃないのよ…それなりのコストなり何なりがかかってるんだからね。」
「分かってますよ。いつもお疲れ様です。」
「とりあえず席に座りなさい…貴方用のプリントを用意してあげるから、後で取りに来てね。それじゃあ授業を再開します。」
授業を途中から聞いているせいか、授業の内容が若干分からなかった…まぁそこはほとんど問題ない。学校から帰って家で勉強すれば問題なく追いつくことが出来るだろう…
俺は先生の指示に従って、自分の席へと座った。自分の席に座ると、鏡夜が話しかけてきた。
「なぁなぁ…本当に寝坊したのか?」
「そうだよ。寝坊したんだよ。何をそんなに探るんだよ…別に俺がやらかしただけなんだから、気にしなくていいじゃないか。」
鏡夜はやたらと俺の方を気にしてくるけど、自分の勉強をおろそかにしないほうが良いんじゃないか?
「…俺のことは気にしないで、勉強に励んだらどうだ?」
「いやいや〜やっぱり気になるじゃん?少なくとも俺は何かあったのかなって思ったよ?君が授業に遅れてくるなんて何処かおかしいじゃないか。」
「確かに俺が授業に遅れてくるのを見るのは初めてかもしれないけどさ…そんなに気にすること無いだろう?特段珍しいことじゃないんだからさ。」
俺はなんとかごまかそうとするけど、鏡夜は意外と勘が鋭いようで俺が隠そうとしてもなんとか暴こうと必死になっている…そんなに俺が隠していることを知りたいのか?
「というか今は授業中だぞ…先生もさっきっからこっちを見てるから、そろそろ授業を真面目に受けておいたほうが良いぞ。」
先生は鏡夜が俺に向かって話しかけていたことに気づいていたようで、俺と鏡夜に向かってなかなかにきつい目を向けていた。
「…あの先生ってあんな怖い目するんだね。ちょっと怖いって思っちゃったよ。」
「変なことを言うなよ…俺とはなしていることは分かってるんだから、変なことを言ったら俺まで巻き込まれるだろ…授業を集中して受ければ良いんだから、授業終わってから話そう。絶対にその方がいいから。」
小声で話していると言っても、やっぱり周囲の人にも声は聞こえてしまう…周りの人のことも考えて、とりあえず授業中に話をするのではなくこの授業が終わってからお互いに話すことに決めた。
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
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