第167話
「いつも自転車を使ってるのに、今日は歩きできたんだ〜歩きできたらいつも以上に遅くなるってのは分かってるはずだけど…どうして歩きできたんだよ?本当は気分なんかじゃないんだろ?」
「だから〜もう良いだろ?俺がそんな話をしたって何も面白くないだろうし…」
「いやいや…少なくとも俺は面白いと思うよ?いつも遅刻なんてしない…ましてやクラスでも一番最初に来るような人が急に遅刻してきたんだ…それも理由が曖昧だ。心配になるし、気になるのもわかるだろう?」
「まぁそうなのかもしれないけどさ…そんなに気にする?もう良いんじゃない?というかさっきっから俺理由言ってるよね?単純に気分の問題だってさ…」
「…わかった。これ以上は聞かないよ。これ以上聞いてたら君も気分が悪くなりそうだし、君との関係をこじらせたくはないからね。」
「是非そうしてくれ…他の奴らが聞いてきても俺は答えるつもりはないから、聞いたりするなよ?」
「分かってるよ。それより一つ聞いてもいいかい?次の授業って何の教科だっけ?この学校に来てもう数週間以上経っているのに、いまだに覚えきれてなくてさ…忘れちゃうんだよね。」
「え〜っと…たしか次の授業は国語だ。そんなに急がなくても問題ない教科だから安心してくれ。別に授業に遅れたってほとんど問題ないしな。」
「いやいや…授業に送れるのは問題ありじゃないかな。授業に遅れたら重要な所を聞き逃しちゃうよ?そうなるとテストとかで悲惨な目に合うと思うんだけど…」
「まぁテストで酷い目に合うかどうかは、当人の努力次第と言うか…テスト本番までにしっかりと勉強をしてテストに備えていれば問題ないし、テストに出る重要な語句とかも全部教科書に乗っているんだから、問題ないと思うよ。」
俺はゆっくりと歩いて教室に戻っているけど、鏡夜は早く教室に戻りたいようだ。どうせここから急いでも3分ほどはかかる。どちらにせよ授業は開始してしまうのだから、わざわざ焦る必要はないだろう…
「そんなに焦らなくてもいいじゃないか…まだ廊下に立って話をしている人もいるんだし、別に走らなくたっていいじゃないか…というかその方がよっぽど危ないんじゃないか?廊下を走ったりすれば人とぶつかる可能性だってあるんだし…」
「それはそうだけどさ…授業に遅れたら大変なことになるってさっきも言ったでしょ!!だからとりあえず教室に急いで戻らないと!!」
鏡夜は先程までよりかは速度を落とした状態で走って行ってしまった。授業の始まりまで後一分…これは確実に間に合わないだろう。遠い所に連れ出してしまった俺も悪い…今回ばかりは俺が悪かった…
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
新作もよろしくお願いします!!
https://kakuyomu.jp/works/16817330667341987288/episodes/16817330667349813174
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