第168話

結果から言うと、授業には遅れてしまった…でも先生はもう怒ったりはしなかった。むしろ俺が授業に遅れると予想していたかのような態度だった。


「いやね?貴方が遅れることは予想していましたけど…ここまで遅くなるとは思ってもいませんでしたよ?数分程度だと思ってたけど、数十分遅れるとは思ってもいませんでしたよ…」


「あはは…すみません。ちょっとお腹が痛くて遅れました。本当にすみません…」


「はぁ…まぁ良いです。それよりも席についてください。授業を再開するので教科書とノートを用意しておいてくださいね…それでは皆さん授業を再開しますよ。明日は小テストを実施する予定なので、小テストに向けて皆さん自習をしてください。」


俺は後ろのロッカーから、自分の教科書とノートを取り出して自分の机へと向かった。自分の机の上には筆箱が放置されており、すぐにでも授業を始めることができる体制だった。


そして俺は授業の準備を終えて、自分の机で授業を受けた…十分くらい授業に遅れてきたため、話の途中から聞くことになり、あまり理解することができなかったがこれらも全て学校から帰ってやれば問題ないだろう…


「授業に間に合わなかったみたいだけど大丈夫か?トイレって嘘なんじゃないか?」


「失礼だな…俺が嘘をつくとでも?俺は嘘をついたことなんて無い素晴らしい人なんだぞ?」


「嘘つけ…さっき思いっきり嘘をついていただろう?というか今のも嘘だろ…」


「はは悪い…それよりも、一つ聞きたいんだけど…今ってどれくらい進んでるの?」


「どれくらいって?どういうことだ?もしかしてだけど…授業の内容のことか?」


「そうだよ…疲れが溜まってるからかすごく眠いんだよね…だから先生がなにか話してるのはわかるんだけど、何を話してたのかはわからないんだよね…」


「はぁ…しょうがないな…普通の人だったら、絶対に教えてくれないよ?朝も遅刻して、こうやって授業も遅れてきてる人に喜んで教えようと思う人なんてほとんどいないよ?」


「分かってるよ。だから、こうやって鏡夜に聞いているんだろ?鏡夜じゃないと答えてくれないと思って聞いてるんだよ。」


「しょうがないな…明日からは遅刻するなよ?というか俺と一緒に走ってれば授業に遅れずに住んでよかったのに…」


「いやいや…学校の中を走るだなんて良くないよ。他の学年の人に当たってしまったら、お互いにけがをするだろう?しかもぶつかった場所が階段とかだったら…とんでもないことになるぞ?」


「それはそうだけどさ…」


「まぁそこまで気にしなくて良いんじゃないか?結果的には怪我をしていないんだし、別に大丈夫だと思うぞ。」



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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


新作もよろしくお願いします!!

https://kakuyomu.jp/works/16817330667341987288/episodes/16817330667349813174

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