第148話 ある男との遭遇

生徒会長に言われ、仕事の手伝いをすることになったが…何故こうなったのかわからない。俺は学校が終わったらすぐに帰ろうと思ってたのに…どうしてこうやって止められてしまうんだ?生徒会長の事を頭の中で考えていたら、それを咎めるようなタイミングで来たじゃないか…


一体全体どうなっているのやら…正直なところはわからないけど、仕事の手伝いをするという約束をしてしまっている以上、約束は守ろう…約束は守るためにあるのだ。


「はぁ…と言ってもこれだけの量をやるとなると時間がかかるだろうなぁ…帰ってからやりたいこともあったけど、我慢するしか無いか…」


どうしてここまでの量が溜まっているのか全く持って疑問でしょうがなかった…でも、あの人のことだろうからサボってためたというわけでもないだろう…というかサボってためたのであれば先生から叱責が飛ぶはずだ。


「そう考えると…今日がいろんなプリントの回収日でその回収日に他のやらなくちゃいけないことも重なってしまったと考えるのが妥当なのか?でもそれ以外の可能性もあるからな…」


プリントの回収をするだけであれば、俺なんか呼ばなくてもいいだろう。生徒会が確認するような物なんて限られてくるし、そもそも俺が手伝う必要はあんまりないんじゃないか?確かに手伝うとは約束しているけど…今回に限って言えば、このプリント…俺に全く関係ないじゃないか。


「はぁ…さっさとプリントをまとめて帰ろう。俺も生徒会のメンバーの人達と変に関わりを持ちたく無いしね。」


この関係ももうすぐで終わるのだ…生徒会長と言えど大学への進学を考えなくちゃいけない時期にはとっくになっているはずだ。


そう考えれば、今は手伝ったりしてあげたほうが良いだろう…どうせ次の生徒会長になれば俺がこうやって手伝うこともなくなるのだから…


そんな事を考えつつ自分に与えられた仕事をこなしていると後ろから不意に声をかけられた。


「すまない…ちょっと来てくれないか?」


「貴方は?」


「俺は二年の鳩山って言うやつだ。生徒会のやつに話さないといけないことがあるんだけど…いかんせんアイツラって怖いだろう?」


「そんなに怖いって感じるものなんですか?」


「そうだよ。結構怖いんだぞ?あいつら…」


「そうなのですね…まぁとりあえず話は聞いてあげます。一体何があったのですか?」


「いやぁ〜あいつらに話をしなくちゃいけないって今さっき言っただろ?というか生徒会に呼ばれててよ…そこで近くに居た君に声をかけたってわけだ。」


「なるほど…でも俺に声をかけるメリットはないのでは?俺は生徒会に所属している生徒ではありませんし…」


「アイツラ怖いんだよ…だから一人でも一緒について来てくれる人がいれば俺にとっては心強いんだよ!!な?頼むよ!!」


「…わかりました。ついていくだけですからね?」


「話がわかるやつだな!!ありがとう!!」


俺はこの男についていくことにした…でも生徒会のメンバーが怖いってどういうことなんだろう?

























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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889



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