第145話 テスト期間

昨日からテストの対策をしたお陰である程度はテストも解くことができた。100点満点のテストだけど多分70点くらいは取ることができただろう。もっと努力すれば高い点数を取ることが出来るかもしれないけど、わざわざそんな努力をしたいとは思わない。


成績を上げるのに最低限必要な点数が欲しい俺からすれば、必要以上の努力は無駄という扱いになる。努力というのは大切だとは思うけど、それを信じて毎回100点満点をとるやつは馬鹿だ。他にもテストはたくさんあるのにそれ一つだけに集中してしまってはまるで意味がない。


すべての教科で満点を取っているやつが、『努力は必要だ!!』と豪語するのであれば、それは正しいと思ってしまうだろう。努力をしたら、全教科において満点をとれます!!と証明しているわけだからな…そうなれば話は別だけど現実で考えてみれば全教科で満点をとるだけ努力するならその努力した時間を他に当てたほうがよっぽど効率的だろう…


テスト期間になっても鏡夜はまだ復帰することができていないようだ。まぁきのうの今日だから、復帰できないのが普通だろう。俺も熱を出した時は親に看護してもらってたっけ…中学生くらいの時までは医療費が免除されてたから病院とかにもしょっちゅう行ったっけ?


俺がそんな事を考えながら過ごしていると時間がすぐに経ってしまった。次のテストの準備をしなければ…


次のテストは現代国語だ。古文とは違いまだやる意味があると考えている教科の一つだ。正直な所、現代国語はたしかに必要だと考えることも出来るけど、古文とかはそういう専門家に鳴りたいっていう人を除いて、小学生くらいから別れて学習したほうが良いんじゃないかって思うことが多々ある。


当然高校生になっても文理選択を乗り越えなければ、古文がついて回るだろう…この現代国語を解ききり疲れた後に、古文が来るのだ…現代国語もある程度手を抜いて取り組むか…


俺は現代国語を60点くらいで突破することにした。あくまで予想だから、正しいことはわからないけどある程度は分かる。これくらいの点数を取っておけば先生から変なことを言われることも、周囲の人間からからかわれたりすることもなくなるのだ。


現代国語を乗り越えた俺に待っていたのは先程言った通りの古文だった。正直古文なんていつ役に立つんだと思ってしまうが、これも赤点を取る訳にはいかない。赤点を取らない程度に気を抜きながらテストに臨んでいくとしよう…


俺はその後も順調にテストをこなしていき、ついに最後の教科になった。最後はいちばん簡単な保健体育だ。正直な所覚える範囲も少なく、それでもって真面目に運動をしていたり勉強している所を見せれば最高評価をもらえるから、楽でしょうがない。


そして最後の保健体育も無事に終了し、俺は帰路についた。数日たってから返ってきた結果には赤点は一つもなかった。











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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

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新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889



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