第138話 鏡夜に起こっている事

俺は彼が病室に入っていったのを確認したため、俺は病室の前の名前を確認してみることにした。


「…これは…妹さんの名前みたいだな。おそらくだけど…」


俺は鏡夜が病室に入ったのを確認した後、彼が病室から出てくるのを待ってみることにした。彼からしたら俺が病院にいることはびっくりすることだろうけど、俺は彼に確認したいことがあるのだ。


「…心配だな。あいつが病室に入ってから数十分が経ったし、そろそろ出てくる頃かな…」


そんな風に思い、1度その場を立ち去ろうと思ったがそのまま待機することにした。立ち去っている間に入れ違いになってしまったら目も当てられないからな…


「ふわぁ…若干眠いなぁ…あいつは妹のことを大切にしそうだし、もう少し時間がかかるかな…」


俺は目をこすりながら彼が出てくる病室のドアを見ていた。すると病室のドアが開けられ、驚いた表情をした鏡夜が出てきた。


「…どうしてここにいるんだい?」


「ごめん…お前が日に日にやつれてる感じがしてさ…心配になってついてきちゃったんだ。後をつけるような真似をして悪かった。」


「大丈夫だよ。純粋にどうしてここにいるんだろうって思っただけだから。そうか…今の俺はやつれているように見えるのか。」


「そうだね。少なくとも俺はそう見えるよ。多分周囲の人達も君が疲れているっていうのは理解していると思うよ。」


「そうか…それは心配をかけちゃったね。」


「大丈夫。それよりもこの病室にいるのは妹さんかい?」


「…そうだけど。どうかしたの?」


「前に君とあった時も妹さんの関係できていたって言ってなかったっけ?あんまり覚えていないんだけど、確かそんな気がしてさ…もしかしてなにか問題でもあるの?」


「心配されるほどじゃないよ。安心して。妹は確かにあんまり良くない状況ではないけど、時間さえ経てば解決する問題なんだ。心配をするほどでもないよ。」


「そうか?でも俺には鏡夜が何処か辛いように見えるんだ。何かを心配しているというような表情を見せているときもあるからね。」


「そっか…それだったら君には話したほうが良いかな。俺の妹は今ちょっとした病気にかかっちゃってるんだ。だからあんまり長時間接触することもできないんだよ。」


「それは辛いな。病名とかは聞かないよ。とりあえず君も体調を整わせておかないと不味いよ。君の体調が悪くなったら君の妹のほうが辛いと思うよ。君が体調を崩さずに妹に会いに来てくれるだけで妹さんは嬉しいと思うよ。」


「そうだね。俺も妹のために、体調を崩さないように気をつけるよ。」


「是非そうしてくれ!!体調を崩さない内に一緒に帰ろう。」


「そうしようか…ちょっと体調が悪いから家にすぐに帰るとするよ…」














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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

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新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889

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