第137話 尾行
校長先生はこれから他の先生に対して追求を行っていくと言っていたけど、おそらくそれには時間がかかるだろう…何故かわからないけど、いじめの件について相談した先生のことが俺の記憶の中から抜け落ちてるのだ。
「はぁ…どうして忘れちゃってるのやら…本当ならさっきのタイミングで相談してしまえば嫌いな先生を一人排除することができたのに…」
俺は他の人からすれば不穏だと感じるであろう言葉を並べながら、廊下を歩いていた。しかし周囲には誰も人が居ないお陰で気づかれていない。
「あ〜今日は何についてもやる気がでないなぁ…これからどうしようか…鏡夜も最近は疲れてるのか授業中に寝かけているしな…」
最近の鏡夜は疲れているのが目に見えてわかるほど、疲弊している気がする。そんな彼の事を助けたいと思ったのだ。まずは彼がなんで疲れているのか突き止めなければ…
俺は彼が学校終わりに何をしているのかを突き止めることにした。東上のように俺の事を嵌めて楽しんでいた奴らに制裁を下すことも大切だが、偶にはこういう息抜きのような時間があってもいいだろう。
「よし…この距離だったら気づかれることもないだろう。鏡夜は一体何をしているんだ…」
鏡夜はコンビニの中に入っていった。もしかしたらコンビニのバイトをしているのかと思ったが、そういうわけでもないようだ。すぐにコンビニから出てきたため、コンビニでバイトをしているわけではないことがわかった。
「う〜ん…コンビニでバイトをしているというわけじゃないのか…じゃあ何をしているんだ?」
俺は再び歩き出した彼に気づかれないように後をつけた。彼はコンビニで買ったものをそのまま学校用のバックに入れると、とある場所に入っていった。
その場所はいわゆる病院だった。俺はこの時気づいたのだ。この病院は俺も入院していたところだと…でも彼の妹さんは確か退院できたはずなんじゃないのか?
どんな理由でこの病院に来ていたのかは忘れてしまったけど、彼の妹が病気だったんだっけ?でも治ったとか言ってた気がするんだけどなぁ…
俺は心配になり、彼が病院に入っていった後も後をつけていった。
「はぁ…この病院俺がしらないだけで結構広いなぁ…俺も入院している際中にもっと探索しておけばよかったな…」
俺は病院の中を見回しながら、鏡夜の後をつけていった。鏡夜は病室に向かうのだろうか?そう考えていると鏡夜は不意に歩く速度を早めた。その手にはスマホが握られており、なにか連絡があったのだろうか?
ここからだと距離が離れすぎていて、彼の話している言葉などは全く聞こえない。もう少し距離を詰めるべきなのか…
俺は今日の中で一番悩んでいた。
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
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