第135話 反省をするべきなのか…(他視点)

他視点が続くこと…お許しください!!


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「警察…だって!?どうして…」


「警察を呼ぶなんて当たり前じゃないか。君がやっているのはゴミを漁って周囲にばらまいている行為だ。そんな事は許されないぞ。環境を汚したらいけないだろう!!」


「わかりましたから…」


俺はなんとか手紙を取り出しす事ができた。そして周囲の人達の視線を気にしながらもポケットの中へと入れた。これはもう一度綺咲の家に届けなければ…


「ふぅ…なんとか回収できたな…」


「…目的のものは回収できたのかい?」


「はい。お陰様で…迷惑をかけてすみませんでした。」


「今度からはこんなに周囲を荒らさないようにしてくれ。でも自分の物を回収できたなら良かったな。一応これを使ってくれ。マスクとかいろんな物入ってるから、それを使えばある程度は匂いとかも楽になるはずだ。しっかりと清掃をしてくれよ。」


「はい…分かってます。」


実際周囲にペットボトルを撒き散らしてしまったのは事実だ…ここで彼に怒ったりするのは違うだろう。これは俺が自分で処理しないと…


匂いが多少きついからマスクを遠慮なくつかわせてもらうとして、この袋に入っている他のものは一体…


「あのこれって…」


「あぁその中に入ってるものは汚れだったりをきれいに取ってくれるものだから、ついでに掃除をしてしまおう。君もここの道を使っているようだし、しっかり掃除をしてくれたまえ。」


「分かってます…」


俺は袋の中に入っているものを活用して数十分かけて掃除を行った。本来であればすぐに行動することができていたのに、この人のせいで時間を大幅に取られてしまった…でもここで下手に逃げたりしたら、それこそ警察に通報されて大変なことになるかもしれない。逮捕されるようなことをしてないとは言い切れないし…


「ふぅ…これで終わりですね。やっと終わった…」


「お疲れ様。それじゃあこれをもらってくれ。」


「…これは?」


「見た目通り飲み物だよ。コーヒー。もしかして飲めなかったかい?」


「いえ…飲めないことはないですけど…」


「それなら良かった!!それじゃあ俺はここで失礼させてもらうよ。」


俺は彼のことを全くしらないけど、何故か彼のことが気になってしまった。最初は止められたことへの怒りだったりが勝り、彼に対して暴言を吐いたりしてしまったけど、今はそんな事をする気力も体力もない。それに俺の事を更生させてくれようとしていたのかもしれない…


「誰なのかはしらないけど、俺の事を助けようとしてくれたのか…分からないけど感謝はしたほうが良いのかな…」


俺はもらった飲み物を飲みながらポケットの中に入れてある手紙を握りしめた。そして綺咲の家ではなく、自分の家に向かうことにした。






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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889


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