第126話 未だに復学しないなんて…
時間は過ぎていき、放課後になった。この時間になるといろんな生徒が帰宅したり、部活動に参加したりするために教室から退出するため人が多いのだ。お陰で全く進めない…
時間をかけつつ下駄箱にたどり着き、靴を履き替え外で待っていると同じ様なシチュエーションでこっちに歩いてくる女の姿があった。こいつらが話をしたいとか言うせいで最近は変な噂までつきまとうようになってきて本当に大変だ…
「ごめん待った?」
「あぁ待った。軽く10分はまったかな?」
「嘘つかなくていいから。それよりもさっさと行くわよ。ここだと人目が多すぎてまともに話もできないからね…」
「はいはい。それで?話したい内容は?恨み言でも聞けってか?」
「そのとおりよ。あんたのせいで私は本当に酷い目にあったの。何度も言うけど‼」
「まぁまぁ東上と一緒に落ちてくれたのには本当に感謝してるよ。あのお陰で色々と動きやすくなったからな。すっごく感謝してるよ。」
「はぁ…あんたってひねくれてるのね。まともな人だと最初は思ってたけど若干違ってたみたいね。」
「まともだと思ってくれていたなら光栄だね。まぁまともじゃない人間には嘘告させようとはしないよね。報復されたりする可能性があるんだし、実際こうやって報復されたわけだからね。今回の件で良く反省するといいよ。」
「えぇ反省させてもらったわ。それに良い勉強にもなったわ。私はあんたのことが嫌いよ。」
「嫌いで結構です。それよりも貴方から話をしたいって持ちかけてきたんですからさっさと話をしてくれませんか?あいにく暇じゃないんでね。」
俺がそう煽るように言うと、彼女は肩を震わせながら苛つきをあらわにした。そして俺に詰め寄ってきた。
「あんたのせいで退学になりかけたのよ‼どれだけ迷惑をかけてくれたのか分かってんでしょうね‼責任を取ってもらわないと割に合わないわ‼」
「俺は報告なんてしていないし、君たちが防犯カメラの位置を詳しく把握してなかったんだからそっちのほうが悪いと思うけどな。実際この件については校長が気づいたって話だしね。」
「じゃあ同時期に警察のお世話になったあの人達はどうなのよ‼タバコとかやってたんでしょ?」
「さぁ…俺は一切関与してないからわからないね。ただこの件は校長先生が色々と知っているようだしなにか情報がほしいんだったら、校長先生を尋ねれば良いんじゃないかな?もちろん答えてくれるとは限らないけどね。」
「…その通りね。あんたのそういう所本当にだいっきらいだわ。」
「どうぞご勝手に。俺は校長に報告なんてしていないし、君たちのことを影から観察していたわけでもないよ。全ては君たちの妄想だ。」
「はぁ…それにしても東上君は復帰していないようだけどどうなの?若干私がとどめを刺した感じだけど…」
「とどめを刺したのはお前だからな…俺は関係ない。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
今日も見てくれてありがとうございます!!
皆さんからのコメント随時お待ちしております!!なるべくコメントを返そうと思っていますので、感想なんかを書いていただけると幸いです!!
小説のフォローや☆での評価をしていただけると嬉しいです!!よろしくお願いします!!
作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます