第122話 新しい学年主任

俺は職員室の扉を叩いて、扉の前にいる先生に話しかけた。


「すみません!!このアンケート用紙作った先生って知りませんか?できたら教えてほしいんですけど…お願いできませんか?」


「あ〜このアンケート用紙ね。わかったその先生に掛け合ってみるよ。でもその作った先生なんだけどね…若干気難しいと言うか…その…こういうのもあれなんだけど、めんどくさいんだよね。」


「そうなんですね…」


「そうなんだよ。学年主任なんだけど、他の先生のことを考えないような発言をしたりして正直迷惑してるんだよね…君にこんな事を言うのはあれだけどね。」


「あはは…大丈夫ですよ。学年主任の先生っていつの間に変わったんですね。」


「そうなんだよ…生徒たちに言うのも良いんだけど、言わなくてもいいんじゃないかって話で入ってきたみたいなんだけどね…でも、正直あんまり良く思ってない人が多くてさ…」


「なるほど…」


「まぁそこで待っててよ。すぐに呼んでくるからさ。」


そう言うと先生は奥の方に行ってしまった。その場で待っているとすぐに一人の人を連れて戻ってきた。


「君かね私のことを呼んでいる生徒というのは!!私は忙しいんだから手短に頼めるかい?何度も言うけど暇じゃないんだよ…」


「はぁ…それじゃあこのアンケート用紙についてなんですけど、どうして成績の話を振っているのに急にイジメの話になったりするんですか?正直アンケートの意図が分かりません。皆アンケートにどう答えるべきなのか困惑しています。それに誤字脱字も酷いです。」


「それはだな私が学校で疲れながらも作成した逸品だぞ!!誤字脱字は確かにこちらの落ち度だが、そのアンケートは総合的なアンケートだと言ったはずだぞ?そのアンケートの内容は気にせず書いてくれ。話は終わりかな?」


「いやいや…おかしいとは思わないんですか?こんなアンケートを生徒に出したって反発があったりするとか思わないんですか?聞いてる内容だってめちゃくちゃじゃないですか…」


「別に効いている内容についてとやかく言われる筋合いはない!!下がり給え!!私はすぐに他の仕事にも取り掛からないといけないのだよ!!君だって次の時間の授業があるだろう?私に気にせず授業を受けに行きなさい。その方が君にとってもいいと思うんだが?」


「逃げようとしないでください。せめてアンケートの修正を行ったものを再配布してください!!他のクラスメイトも皆このアンケートを見てため息を付いていましたよ!!」


「生意気な生徒共め…まぁ良い。作り直せば良いんだな?作り直せば…」


「そうです。お願いできませんか?」


「分かった分かった…やってやるから待っていろ。」


はぁ…先生がこんな感じだと言うことはあんまり期待ができないかもな…この人からはなにか嫌な感じもするし…








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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889

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