第121話 翌日にて…
昨日は家で十分休むことが出来たので、学校に登校することにした。実際には熱を出してないけど、熱を出したことにしているし多少体調が悪い感じにしておこう…まぁ感のいい人だったら気づくかもしれないけど、それはもうしょうがない…
自分の家を出て、学校に登校すると教室には数人の生徒が既に来ていた。教室に入ってきた俺のことを一瞥した後、すぐに自分たちのやっている作業に戻った。
何をしているのかは分からなかったけど、あんまり気が乗らないものだと思う…これは鏡夜に聞いたほうが良いかもしれないな。
そんな事を考えていると、教室のドアが開いて鏡夜が入ってきた。俺の方を見て安心したような表情を見せると話しかけてきた。
「風邪を引いたんだろう?一日で治ったのかい?」
「治ってなきゃここに来てないよ。まぁそんなに気にすることじゃないよ。それよりも皆は何をしているんだ?学校に来るなりすぐに皆作業をするから何をしているのか全くわからないんだ。」
「あ〜確かに昨日居なかった実くんはわからないよね。それじゃあ説明するから机の中にある用紙を出せる?」
「この用紙か?多分これであってると思うんだけど…」
「そうそうこれこれ。まずはこの用紙の裏側に名前を書いてくれないか?」
「別に構わないけど…こういうプリントって普通は前面に書くものじゃないのか?」
「言われてみるとなんで裏に書いてるのか疑問だよね。まぁ簡単に言えばこれは成績についての悩み事はありますか?って感じらしいよ。昨日の帰る直前に渡されたんだけど、部活があるとかで書けなかった人もいるんだ。多分その人達が今日の朝にやってるんじゃないかな?ちなみに俺のは回収されてるから、見せられないけどね。」
「元より人の成績についての悩みを書いてある用紙を見ようだなんて思わないよ…まぁ若干見たいという気持ちはあるんだけどさ…」
「酷いなぁ〜でも実くんなら見せても良いかも。友達だろ?」
「もちろんだ。それよりもこの欄はどういう風に埋めれば良いんだ?このアンケート用紙を作ったやつは馬鹿だろ…何をどうしたらこんな風に誤字をするんだ。それに効いてる内容も全部めちゃくちゃじゃないか…」
「そうなんだよね…成績について聞いてるはずなのに急にイジメの話になったりして訳が分からなかったんだよね…ちなみになにか書いたかい?」
「こんなメチャクチャな用紙にかけないよ…これに書いて提出したのか?」
「そうだね。提出しないと評価が下がるかもしれないからしょうがなくだね…本当なら先生にもっと確認を取りたいところだったんだけど、先生がすぐに何処かに行ってしまうからなかなか聞けなくてね…」
「それは先生側に落ち度があるだろ…これは先生に直談判しないといけないかもな。」
「直談判って何をしに行くの?」
「決まってるじゃないか…このアンケート用紙を作った人は誰ですか?って聞くだけだよ。こんなメチャクチャなアンケート用紙だと書く気が起きません!!て感じで言えば新しいのくれると思うよ。」
「なるほど…でもその場合今終わってる人達に新しいものが配られる可能性がありそうだね…俺としては全然構わないけど…」
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作品紹介
冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…
https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300
時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!
ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…
新作もよろしくお願いします!!
裏切られ絶望した少年の復讐譚
https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889
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