第120話 久しぶりの休息

それから霧雨と話を続けていたが、話は平行線をたどるばかりで何も良いことはなかった。こんなことなら話をしないほうが良かった…


俺は家に帰ってすぐに、シャワーを浴びてベッドに寝転んだ。平日は学校に行っているため、こんな風に家に居ることは珍しかった。休憩も兼ねてスマホを取り出した俺は動画の視聴をすることにした。


「ふぅん…まぁまぁ面白いな…動画投稿なんてしていないからあんまり良し悪しを判断することは出来ないけど、この動画は良いかも…」


やったこともないゲームだし、あんまりしらないけど面白そうだ…今度買ってこようかな?


そんな事を考えていると、鏡夜から電話がかかってきた。


「学校で携帯電話を使っても大丈夫なのか?先生になにか言われたりするんじゃないか?」


『俺のことは気にすんなよ。それよりも今日はどうして休んだんだ?先生も分からないって言ってたし…』


「ちょっと風邪引いちゃってさ…若干体調が悪いんだよね。だから今日は学校に行かずに家で休むことにしたんだよ。」


『なるほど…体調が悪いんだったら、俺何か買っていこうか?アクエリとかポカリとかだったら学校の帰り道とかで買いに行くけど…なにか欲しい物とかある?』


「大丈夫だよ。流石に同級生に買ってもらう訳にはいかないから…」


『そうか…それだったら良いんだけど、周りの奴らも心配してるぞ?』


「心配してくれるのはありがたいんだけどね…でも正直な所本心なのか疑っちゃうよ。だって霧雨と俺のことについて多少はしってるだろうからさ…」


『どうしてそこで霧雨さんが出てくるんだい?そう言えば霧雨さんも今日は休むみたいだけど…もしかしてなにか関係があるのかい?』


「まぁその事は今度説明するよ。先生に見つからない内に携帯電話は隠したほうが良いと思うよ?取り上げられたら目も当てられないからね…」


『そうするよ。流石に携帯電話を取られちゃったら俺としても連絡手段が無くなってしまうから困るからね…』


「是非そうしてくれ。学校が終わったら俺からまた電話をかけてもいいかな?」


『もちろんさ!!いつでも電話をかけてくれて構わないよ。それと生徒会長がお前のことお探しだったけど…なにかやったのか?』


「あぁ…まぁ大丈夫だと思う。なにか悪いことをしたわけじゃないし、怒られたりすることはないよ。」


『それなら良いんだけど…なんでも生徒会の仕事を手伝わせてやるから覚悟しろって言ってたぞ?いつの間に生徒会長と仲良くなったんだな。正直羨ましいよ。』


「羨ましいのかな?まぁとにかく俺は今日一日ゆっくり休むよ。」


『分かった。お大事にな!!』


電話の最後で何故か先生の声が聞こえてきたけど…大丈夫なのだろうか?若干心配だけど俺は俺で今日はゆっくりしよう…まぁ風邪なんてひいてないから若干引け目を感じるけどね?





















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作品紹介

冤罪で家族全員から見捨てられた俺は…

https://kakuyomu.jp/works/16817330659841270825/episodes/16817330659843670300



時間がなくて内容が薄い!!って感じた方もいるかも知れません…すみません!!

ちょっと文章がおかしいところがあるかも知れませんが、許容していただけると嬉しいです…


新作もよろしくお願いします!!

裏切られ絶望した少年の復讐譚

https://kakuyomu.jp/works/16817330664793177655/episodes/16817330664803455889

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